こんにちは。【ミシンと一緒に楽しい毎日手芸】運営者の「ミシン男児」の次男「ミシン男次男」です。
ミシンを始めたばかりのころ、私が地味に迷ったのが「縫い終わりの糸って、結局どう処理するのが正解なの?」というところでした。
縫い終わったあとに糸をチョキンと切るだけでいいのか、返し縫いをした方がいいのか、玉結びまでした方が安心なのか……。ここ、気になりますよね。
私も最初は、縫い終わりの糸を短く切りすぎて、あとから「あれ?なんかほどけてきてるかも……」となったことがあります。逆に、心配しすぎて返し縫いを何度も入れたら、そこだけ縫い目がゴツくなって見た目が悪くなったこともありました。
いろいろ調べたり、実際に端布で試したりしてみると、ミシンの縫い終わりの糸処理は、難しいことをするよりも「返し縫い・止め縫い・糸切り・必要なら玉結び」を使い分けるのが大事なんだなと思いました。
この記事では、ミシン初心者の私が調べて試して「これはわかりやすいな」と感じた、縫い終わりの糸の処理方法をまとめていきます。
ミシン縫い終わりの糸処理は返し縫いが基本
まず、家庭用ミシンでいちばん使いやすいのが返し縫いです。
返し縫いは、縫い終わりのところで数針だけ逆方向に縫って、縫い目を重ねる方法です。これをすることで糸が固定されて、縫い目がほどけにくくなります。
私がやってみて扱いやすかったのは、縫い終わりで3〜5針くらい返す方法です。あまり長く返し縫いすると、その部分だけ縫い目が目立つことがあるので、最初は短めで試すのがいいかなと思います。
やり方としては、縫い終わりの位置まで来たら一度スピードを落とします。そこで返し縫いボタンやレバーを使って、ゆっくり数針戻します。そのあと、もう一度前に1〜2針進めると、縫い終わりが少しまとまって見えやすいです。
私も最初は、返し縫いのときに焦って布を引っ張ってしまって、縫い目が詰まったり、糸がぐちゃっとしたりしました。布は引っ張らず、ミシンに送ってもらう感じで進めるのが大事ですね。
返し縫いの動きや、ミシンが逆に進むときの原因についてもっと詳しく知りたい場合は、こちらの記事も参考になります。
返し縫いが目立つときは止め縫いも便利
縫い終わりの糸処理には、返し縫いだけでなく止め縫いという方法もあります。
止め縫いは、同じ場所に小さく針を落として糸を固定するようなイメージです。返し縫いのように縫い目が往復で重ならないので、表から見たときに目立ちにくいことがあります。
特に、薄い生地や、表にステッチが見えるバッグやポーチなどでは、返し縫いを入れると「ここだけ線が二重になってるな」と気になることがあります。そういうときは、止め縫いを使うと仕上がりがすっきりしやすいですよ。
ブラザーの公式サポートでも、ぬい始め・ぬい終わりに自動で止めぬいをする機能について案内されています。直線縫いの場合は、自動的に返しぬいが行われる機種もあるようです。
ただし、止め縫いの動きはミシンの機種によって違います。ボタンを押すだけで自動で止め縫いしてくれるものもあれば、操作のタイミングに少しコツがいるものもあります。正確な使い方は、あなたのミシンの取扱説明書で確認してみてくださいね。
糸切りはさみで切るときはギリギリすぎない
返し縫いや止め縫いが終わったら、最後に糸を切ります。
ここで私が最初に失敗したのが、糸をギリギリで切りすぎることでした。見た目をきれいにしたくて根元ギリギリで切ったら、あとから糸端が抜けそうになって不安になったんですよね。
もちろん、長く残しすぎるとピョンと糸が出て見た目が悪いです。でも、あまりにも短く切りすぎると、負荷がかかる場所ではほどけやすくなることがあります。
私の感覚では、縫い目が落ち着いているのを確認してから、ほんの少し余裕を残して切るのが安心です。特に薄地や滑りやすい生地は、糸端がスルッと抜けやすいこともあるので、いきなりギリギリにしない方がいいかなと思います。
あと、糸を切るときは布用の裁ちばさみではなく、糸切りはさみを使うのがおすすめです。布用のはさみで糸ばかり切っていると、刃が傷みやすくなるからです。
私も「布用は布だけ」「糸は糸切りはさみ」と分けるようにしてから、作業中のストレスがかなり減りました。
糸切りはさみをまだ持っていない場合は、ひとつ用意しておくとかなり便利です。
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不安な場所は玉結びで保険をかける
返し縫いをしていれば、すべての場所で玉結びが必要というわけではないと思います。
ただ、負荷がかかる場所は玉結びを足すと安心です。たとえば、ズボンの裾、バッグの持ち手の付け根、よく引っ張られる部分などですね。
私も最初は「全部玉結びした方が安全なのかな?」と思っていました。でも、全部にやると作業が増えますし、薄地だと結び目がゴロっと目立つこともあります。なので今は、不安な場所だけ玉結びするくらいがちょうどいいかなと思っています。
やり方は、縫い終わったあとに上糸と下糸を少し長めに残して切ります。裏側に出して、糸端同士を結びます。そのあと、糸端を縫い代の中に少し入れてから余りを切ると、表から見たときに目立ちにくいです。
ここで注意したいのは、結び目を強く締めすぎないことです。ギュッと締めすぎると、生地が引きつれたり、薄い生地だと穴っぽく見えたりすることがあります。ほどけない程度に、でも生地を引っ張りすぎないようにするのがコツですね。
布端のほつれにはジグザグ縫いが便利
縫い終わりの糸処理と一緒に考えたいのが、布端のほつれ止めです。
直線縫いで縫い合わせただけだと、洗濯したときや使っているうちに布端がほつれてくることがあります。特に、ほつれやすい布を使うときは、ジグザグ縫いで端を処理しておくと安心です。
ジグザグ縫いは、布端を包むようにジグザグに縫って、ほつれを防ぐ方法です。家庭用ミシンでもできることが多いので、ロックミシンを持っていない初心者にはかなり助かる機能だと思います。
私も最初は「ジグザグ縫いって飾り縫いなのかな?」くらいに思っていました。でも実際に布端に使ってみると、端がバラバラになりにくくて、仕上がりも安心感があります。
ただし、薄い布は波打ちやすいですし、ニットのように伸びる布は引っ張ると形が崩れやすいです。ジグザグ縫いをするときも、いきなり本番ではなく、端布で試し縫いするのがおすすめです。
ロックミシンは空環の処理が大事
ロックミシンを使う場合は、家庭用ミシンのように返し縫いで止めるというより、空環を作って処理するのが基本になります。
空環というのは、布を縫い終わったあとに、糸だけでできる鎖のような部分のことです。ロックミシンで縫い終わったあと、この空環をすぐに布端ギリギリで切ってしまうと、ほどけやすくなることがあります。
私もロックミシンの糸処理を調べたとき、「え、切るだけじゃダメなの?」とびっくりしました。ロックミシンは糸が複雑に絡んでいるので、糸端の処理がけっこう大事なんですよね。
やりやすい方法としては、縫い終わりに数センチ空縫いして空環を作り、その空環をとじ針で縫い目の中に引き込む方法があります。こうすると糸端が表に出にくく、引っかかりにくくなります。
慣れないうちは少し面倒に感じるかもしれませんが、何度かやるとルーティンになります。私も最初は「とじ針に通すのが面倒だな」と思っていましたが、仕上がりがきれいになるので、やっぱりやってよかったです。
厚地の縫い終わりは無理に返しすぎない
デニムや帆布のような厚地は、縫い終わりの糸処理にも少し注意が必要です。
厚地は丈夫そうに見えるので、返し縫いも強めにしたくなるんですが、同じ場所を何度も縫うと針が入りにくくなったり、糸が切れたり、縫い目が詰まったりすることがあります。
私も厚めの生地で返し縫いを多めに入れたら、縫い終わりだけガタガタになってしまったことがあります。強くしたい気持ちはわかるんですが、厚地の場合は「固定を強くする」より「縫い目を安定させる」方が大事かもと思いました。
針と糸が生地に合っていないと、返し縫い以前に上糸が切れたり、目飛びしたりすることもあります。上糸が切れやすいと感じる場合は、こちらの記事も参考になります。
厚地を縫うときは、スピードを落として、段差のところで無理に踏み込まないのが大事です。針が折れると危ないので、固いなと思ったら一度止まって確認してくださいね。
ほどけ止め液は最後の保険として使う
縫い終わりの糸処理で、もうひとつ便利なのが糸止め剤やほどけ止め液です。
これは、糸端や布端に少量つけて、ほつれやほどけを防ぐためのアイテムです。返し縫いや玉結びの代わりというより、最後の保険として使うイメージですね。
私が使うなら、ほつれやすい布端、ボタンホール周り、ロックミシンの糸端などに少しだけ使うかなと思います。ただし、つけすぎるとシミになったり、乾いたあとに固くなったりすることがあります。
なので、必ず端布で試してから使うのがおすすめです。爪楊枝や細い綿棒の先で、ちょんと置くくらいで十分なことが多いです。ドバッとつけると、あとで「やりすぎた……」となりやすいので注意ですね。
ミシン縫い終わりの糸処理まとめ
ミシンの縫い終わりの糸処理は、最初は少しややこしく感じます。
でも、基本はかなりシンプルです。
まずは返し縫いでほどけにくくする。返し縫いが目立つ場所は止め縫いを使う。糸切りはさみで整えて、負荷がかかるところは玉結びで保険をかける。布端がほつれそうならジグザグ縫いやロックミシンで処理する。
この流れを覚えておくと、縫い終わりで迷うことがかなり減ると思います。
私もミシンを始めたばかりのころは、「これで合ってるのかな?」と毎回不安でした。でも、端布で試し縫いして、返し縫いの長さや糸の切り方を少しずつ確認していくうちに、だんだん感覚がつかめてきました。
ミシンって、生地や糸によって正解が変わるので、完璧なひとつの答えがあるわけではないんですよね。だからこそ、基本を知っておくと安心です。
あなたもまずは、いらない端布で返し縫い、止め縫い、玉結び、ジグザグ縫いを試してみてください。縫い終わりがきれいに決まると、作品全体の仕上がりがグッとよく見えますよ。

