こんにちは。【ミシンと一緒に楽しい毎日手芸】運営者の「ミシン男児」の次男「ミシン男次男」です。
今回は「ミシンのボビンが回らない…」という、初心者の私にはかなり焦ったトラブルについて書いていきます。
ミシンを始めたばかりの頃って、下糸が出てこないだけで「え、壊した?」「ボビンって勝手に回るんじゃないの?」って不安になりますよね。ここ、気になりますよね。
私も最初は、ボビンが回らない=ミシンの故障だと思っていました。でもいろいろ調べて、実際に自分のミシンで試してみると、原因は意外とシンプルなところにあることが多いなと感じました。
たとえば、ボビンの向きが違っていたり、下糸がガイド溝に入っていなかったり、上糸が天びんにちゃんとかかっていなかったり。こういう小さなズレだけで、下糸が上がらない・空縫いになる・裏側がぐちゃぐちゃになることがあるんですよ。
この記事では、ミシン初心者の私が調べて試して「これは先に見たほうがいいな」と思ったポイントを、できるだけ分かりやすくまとめます。
ミシンのボビンが回らないときは、まず故障と決めつけない
ミシンのボビンが回らないと感じたとき、まず知っておきたいのは、ボビンは単独でぐるぐる回って下糸を出しているわけではないということです。
縫い目は、上糸が針と一緒に布の下へ入り、釜がその上糸をすくって、下糸と絡むことで作られます。つまり、上糸が正しく通っていないと、下糸もうまく動かないんです。
私はここを知らなかったので、最初はボビンばかり見ていました。でも、何度ボビンを入れ直しても直らない。そこで上糸を最初から通し直したら、あっさり下糸が上がったことがありました。
なので、ボビンが回らないときは「下糸側だけが悪い」と思わず、上糸・下糸・釜周りをセットで見るのが大事かなと思います。
下糸が出てこないときに多い原因
下糸が出てこないときに多いのは、ボビンの入れ方ミスです。
特に水平釜タイプのミシンは、上からポンとボビンを入れるだけなので簡単に見えます。でも、簡単だからこそ「糸が溝に入っていない」という見落としが起きやすいです。
私も一度、ボビンはちゃんと入っていると思っていたのに、糸がガイド溝に入っていなくて、下糸がまったく安定しなかったことがあります。見た目では入っているように見えるので、初心者にはちょっと厄介なんですよね。
ボビンを入れたら、糸端を軽く引いてみるのがおすすめです。理想は、一定の軽い抵抗でスーッと出る感じです。軽すぎる、重すぎる、途中で引っかかる場合は、向きや溝の通し方がズレているかもしれません。
縦釜タイプの場合は、ボビンケースにボビンを入れて、糸を溝から板バネの下に通す必要があります。ここが甘いと、下糸がうまく出なかったり、空縫いになったりします。
空縫いなのか、糸絡みなのかを先に見る
ミシンが縫えないときは、まず「空縫い」なのか「糸絡み」なのかを見ると、原因を探しやすいです。
空縫いは、針は上下しているのに縫い目ができない状態です。布に穴だけ空いて、下糸がまったく上がってこないような感じですね。この場合は、ボビンの向き、下糸のセット、釜周り、針の状態を疑います。
一方で、裏側がモジャモジャになったり、針板の下で糸が団子になったりする場合は、上糸側が原因のことが多いです。
私も最初は「裏側で絡んでいるから下糸が悪い」と思っていました。でも調べてみると、上糸が天びんにかかっていなかったり、押さえ金が上がったまま縫い始めたりすると、上糸が暴れて裏側にたまることがあるんです。
縫い始めだけぐちゃぐちゃになりやすい場合は、こちらの記事も参考になると思います。
ミシン縫い始めがぐちゃぐちゃ?原因と直し方
https://www.sewingmachine-boy.com/torinosu/
上糸と天びんの通し忘れはかなり多い
ボビンが回らないと思っていたら、実は上糸のかけ方が原因だった、ということは本当に多いです。
特に天びんに糸がかかっていないと、縫っている途中で上糸がうまく引き戻されません。その結果、下糸をすくえなかったり、裏側で糸が絡んだりします。
私が上糸をかけ直すときは、必ず押さえ金を上げます。押さえ金を上げると糸調子の部分が開いて、糸が正しく入りやすくなるからです。
手順としては、針と天びんを一番上にして、押さえ金を上げて、上糸を最初から通し直します。途中だけ直そうとすると、どこがズレているか分からなくなりやすいので、私は全部抜いて最初からやり直す派です。
下糸がすくえない症状をもっと詳しく見たい場合は、こちらの記事も合わせて読むと分かりやすいです。
ミシン下糸がすくえない直し方
https://www.sewingmachine-boy.com/shitaito/
ボビンケースのセットミスも見落としやすい
縦釜タイプのミシンは、ボビンケースがしっかり座っていないと、下糸が出なかったり、針がボビンケースに当たりそうになったりします。
私も最初は「入っているように見えるから大丈夫」と思っていたんですが、軽く触るとガタついていたことがありました。これだと、見た目はセットできていても、ミシンの中では正しい位置になっていないんですよね。
縦釜なら、ボビンケースがカチッと正しい位置に入っているか。水平釜なら、ボビンの糸がガイド溝に沿っていて、カバーに噛んでいないか。この2つはかなり大事です。
また、ボビンの規格違いにも注意です。見た目が似ていても、高さや厚みが違うと、回転が重くなったり糸が引っかかったりすることがあります。できれば、ミシンに合った純正または対応確認済みのボビンを使うのが安心かなと思います。
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はずみ車で下糸を引き上げると安定しやすい
機種によっては、縫い始める前に下糸を引き上げる作業が必要です。
手順は、上糸の端を軽く持って、はずみ車を手前にゆっくり回します。針が一度下がって上がると、下糸の輪が出てくるので、それを引き出します。
このとき、上糸を強く引っ張りすぎないのがコツです。私は最初、上糸をピンと張りすぎて、うまく下糸の輪が出ませんでした。軽く持つくらいで大丈夫です。
下糸が出たら、上糸と下糸の端を押さえ金の下から後ろへそろえて、最初の数針はゆっくり縫います。これだけで、縫い始めの鳥の巣がかなり減ると思います。
釜周りの掃除で直ることもある
ボビン周りや釜周りには、糸くずやホコリがけっこう溜まります。
特にフリースやタオルみたいな毛羽立つ布を縫ったあと、針板の下を開けてみると「こんなにホコリ入ってたの?」とびっくりすることがあります。
糸くずが溜まると、下糸の通り道が悪くなったり、釜の動きが重くなったりします。結果として、ボビンが回らないように見えたり、下糸が上がらなかったりするんです。
掃除するときは、必ず電源を切ってから作業します。ミシンブラシや綿棒、ピンセットで見える範囲の糸くずを取るくらいでOKです。硬いドライバーなどでガリガリこすると、釜やボビンケースに傷がついて、かえって糸が引っかかりやすくなるかもしれません。
ブラザーの公式サポートでも、釜には糸くずやほこりがたまりやすく、縫製不良の原因になる場合があるため、定期的な掃除が案内されています。
ブラザー公式:釜の掃除について
https://faq.brother.co.jp/app/answers/detail/a_id/2389/
自分のミシンの掃除方法は機種によって違うので、正確な手順は必ず取扱説明書やメーカー公式ページで確認してくださいね。
注油は自己判断でやりすぎない
掃除しても動きが重いとき、ミシン油を使いたくなることがありますよね。
ただ、ここは注意です。最近の家庭用ミシンには、注油不要の機種や、指定場所以外に油をさしてはいけない機種もあります。油を入れすぎると、糸や布に油じみがつくこともあります。
私なら、まず説明書を見ます。そして、注油が必要な機種で、指定箇所がはっきり分かる場合だけ、少量にします。
「なんとなく動きが悪いから油をたくさん入れる」は避けたほうがいいかなと思います。油は万能薬ではなく、必要なところに必要な量だけ、ですね。
針やボビンケースの交換で直ることもある
針が曲がっていたり、針先が丸くなっていたりすると、上糸の輪がうまくできず、釜が下糸を拾えないことがあります。
初心者の私は、針って折れない限り使えると思っていたんですが、実は針は消耗品なんですよね。見た目では分からなくても、少し曲がっているだけで縫い目が乱れることがあります。
なので、ボビンが回らない、下糸が上がらない、空縫いになるときは、針を新品に替えてみるのもおすすめです。費用もそこまで高くないですし、効果が出ることも多いです。
ボビンケースにヒビや欠けがある場合、糸が引っかかる場合も交換を考えたほうがいいかもしれません。
下糸巻きができない場合は別の原因かも
「ボビンが回らない」が、縫っているときではなく、下糸を巻くときの話なら、原因は少し変わります。
下糸巻きの糸掛けルートが違っていたり、ボビンが巻き軸にしっかり固定されていなかったり、下糸巻きモードの切り替えが戻っていなかったりすることがあります。
私も下糸巻きで空回りしたことがあるんですが、そのときはボビン穴に糸端を通したあと、最初の数回転がうまく固定できていませんでした。最初だけ糸端を軽く持って安定させると、きれいに巻けるようになりました。
ただ、巻き軸が滑る、異音がする、部品が割れているように見える場合は、無理に分解しないほうが安心です。内部の部品が関係していることもあるので、購入店やメーカーサポートに相談したほうがいいかなと思います。
それでも直らないときは釜ずれやタイミング不良の可能性も
上糸をかけ直して、下糸を入れ直して、針も替えて、釜周りも掃除した。それでも下糸がまったく上がらない場合は、釜ずれやタイミング不良の可能性もあります。
これは、針が下がって上糸の輪を作るタイミングと、釜がその輪を拾うタイミングがズレている状態です。
正直、ここから先は初心者が無理に触るところではないかなと思います。釜周りはミシンの大事な部分なので、分解して悪化すると修理費が高くなるかもしれません。
はずみ車が重い、金属音がする、針が釜に当たりそう、何をしても空縫いが続く。こういうときは、無理せずメーカーサポートや修理店に相談してください。
ミシンのボビンが回らないときのまとめ
ミシンのボビンが回らないと感じたときは、まず故障と決めつけずに、糸の通り道を最初から確認するのがおすすめです。
私がやってよかった順番は、電源を切る、上糸をかけ直す、ボビンを入れ直す、下糸を引き上げる、釜周りを掃除する、針を新品に替える、という流れです。
特に初心者のうちは、途中だけ直そうとすると余計に分からなくなります。なので、いったん全部リセットして、最初からやり直すほうが早いかなと思います。
ボビンが回らないトラブルは、焦るほど沼ります。でも、原因は「ボビンの向き」「下糸の溝」「上糸の天びん」「釜周りのホコリ」みたいな基本部分にあることが多いです。
あなたのミシンも、まずは落ち着いて一つずつ確認してみてください。
きれいに下糸が上がって、また気持ちよく縫えるようになりますように。

