ミシンの上糸の向きと糸通し完全ガイド

スキルアップ方法

こんにちは。【ミシンと一緒に楽しい毎日手芸】運営者の「ミシン男児」の次男「ミシン男次男」です。

ミシンを始めたばかりのころ、私が地味にめちゃくちゃ悩んだのが「上糸の向き」でした。

上糸って、なんとなく順番どおりに通せば大丈夫そうに見えるじゃないですか。でも実際に縫ってみると、縫い目がガタガタになったり、布の裏側に糸がループみたいに出たり、縫い始めが鳥の巣みたいにぐちゃぐちゃになったりするんですよね。

ここ、気になりますよね。

私も最初は「もしかしてミシン壊れた?」と思いました。でも、いろいろ調べて実際に試してみると、原因はミシン本体ではなく、上糸の通し方や糸こまの向きにあることが多かったんです。

特に大事だったのは、糸こまをスムーズに糸が出る向きでセットすること、押さえ金を上げてから上糸を通すこと、天びんやテンションディスクにきちんと糸をかけることでした。

この記事では、ミシン初心者の私がつまずいた「上糸の向き」と「糸通しのコツ」について、できるだけラフにわかりやすくまとめていきます。

なお、上糸の通し方はミシンの機種によって違うことがあります。正確な手順を確認したい場合は、メーカー公式の案内を見るのが安心です。ブラザー公式サポートでも上糸の通し方が紹介されています。

ブラザー公式サポート「上糸を通す」
https://faq.brother.co.jp/app/answers/detail/a_id/2471/

ミシンの上糸の向きでまず見るところ

ミシンの上糸で最初に見たいのは、糸こまの向きです。

糸こまというのは、ミシン糸が巻かれているスプールのことですね。これを糸立て棒にセットして使うわけですが、私は最初「糸が出れば向きなんてそこまで関係ないでしょ」と思っていました。

でも、これがけっこう大事なんです。

糸こまの向きが合っていないと、糸が途中で引っかかったり、ヨレたり、急に重くなったりします。そうなると上糸の調子が乱れて、縫い目が安定しにくくなるんですよ。

縦型の糸立て棒なら、糸こまを立てて使うタイプが多いです。横向きの糸立て棒なら、糸こまを寝かせて使うタイプが多いかなと思います。

ただ、どちらにしても大事なのは「糸がスーッと自然に出る向き」になっているかどうかです。

私の場合、糸こまをセットしたら、まず10〜20cmくらい上糸を軽く引いてみます。このときスムーズに出ればOKです。逆に、途中で引っかかる感じがあるなら、糸こまの向きを変えてもう一度試します。

たったこれだけなんですが、縫い始めのトラブルがかなり減りました。

糸こま押さえや家庭用ミシン糸を見直したい場合は、楽天で探すと種類が多くて選びやすいです。たとえば、糸こま押さえをなくした方やサイズを変えたい方は、こういう補給部品をチェックしてみるのもありかなと思います。

【メーカー純正品】ジャノメ 家庭用ミシン専用糸駒押え【小】23mm(イトコマオサエ)【補給部品】糸コマ押さえ糸こまおさえ

横向きの糸立て棒は糸こまの切り込みに注意

横向きの糸立て棒を使うミシンでは、糸こまを寝かせてセットすることが多いです。

このタイプで私がつまずいたのが、糸こまの端にある小さな切り込みでした。糸の端を留めておくための溝みたいな部分ですね。

ここに上糸が引っかかると、急に糸がピンと張ってしまいます。すると、縫い目が乱れたり、糸切れしたりすることがあります。

私も最初は原因が全然わかりませんでした。普通に縫えていると思ったら、途中で急に糸が重くなって、プツッと切れるんです。

そこで糸こまの向きを変えたり、糸こま押さえのサイズを変えたりしたら、かなり安定しました。

糸こま押さえは、糸こまに対して小さすぎないものを使うのが安心です。小さすぎると糸こまがガタつきやすいですし、大きすぎても機種や糸こまによっては合わないことがあります。

まずはミシンに付属している糸こま押さえを使って、糸が引っかかるようならサイズを変えて試してみるのがいいかなと思います。

上糸を通すときは押さえ金を上げる

上糸の向きと同じくらい大事なのが、押さえ金を上げてから糸を通すことです。

これ、初心者のころの私は全然意識していませんでした。

押さえ金が下がったままだと、糸調子を整える部分に上糸がうまく入らないことがあります。見た目では糸が通っているように見えても、実は正しい場所に入っていないことがあるんですよ。

そうなると、縫ったときに布の裏側がループだらけになったり、縫い始めが鳥の巣みたいに絡んだりします。

私が覚えた合言葉はこれです。

上糸を通すときは、押さえ金を上げる。
縫うときは、押さえ金を下げる。

めちゃくちゃ基本なんですが、ここを意識するだけでかなり変わります。

さらに、針と天びんを一番上にしてから糸を通すのも大事です。天びんが下がった位置にあると、糸を掛けたつもりでも実は外れていた、ということが起きやすいんですよね。

私は上糸を掛け直すとき、必ずはずみ車を手前に回して、針と天びんを一番上にしてから作業するようにしています。

テンションディスクと天びんは絶対チェック

上糸の通り道で特に大事なのが、テンションディスクと天びんです。

テンションディスクは、上糸にちょうどいい張りを与える部分です。天びんは、縫うリズムに合わせて糸を引き上げるレバーですね。

この2つのどちらかが外れていると、縫い目はかなり乱れます。

私がよくやっていたミスは、天びんに糸を掛けたつもりで、実は掛かっていなかったパターンです。

これをやると、布の裏側に糸がどんどん余って、鳥の巣みたいになります。最初は「下糸が悪いのかな?」と思ってボビンばかり見ていたんですが、実は上糸側のミスだったんです。

もし縫い始めから裏側がぐちゃぐちゃになるなら、いきなり糸調子ダイヤルを回すより、まず上糸を全部外して、最初から掛け直してみるのがおすすめです。

縫い始めがぐちゃぐちゃになる原因をもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考になると思います。

ミシン縫い始めがぐちゃぐちゃ?原因と直し方
https://www.sewingmachine-boy.com/torinosu/

糸案内の番号は素直に順番どおり

ミシン本体に、上糸を通す番号や矢印が書いてある機種がありますよね。

あれは、ちゃんと順番どおりに通した方がいいです。

私は最初、「だいたいこの辺を通ればいいのかな」くらいに思っていました。でも、1か所でも飛ばすと糸の角度が変わって、糸調子が安定しにくくなります。

特に飛ばしやすいのが、天びんの前後にある小さな糸案内や、針のすぐ上にある針棒糸案内です。

針棒糸案内を飛ばすと、針穴のあたりで糸が暴れやすくなります。すると、糸切れや目飛びの原因になることがあります。

なので私は、上糸を通すときに番号を指で追うようにしています。

ちょっと子どもっぽい確認方法かもしれませんが、初心者にはかなり効きますよ。

針穴に通す向きも機種ごとに確認

上糸は最後に針穴へ通します。

家庭用ミシンでは、手前から奥へ通す機種が多いと思います。ただし、すべてのミシンが同じとは限りません。

古いミシンやメーカーによっては、針穴へ通す向きが違うこともあります。

ここを間違えると、上糸がうまく下糸をすくえなかったり、縫い目が乱れたりします。

私も最初は「家庭用ミシンならだいたい同じでしょ」と思っていました。でも、調べてみると機種差があるんですよね。

なので、初めて使うミシンや久しぶりに使うミシンは、取扱説明書やメーカー公式サイトで確認するのが安心です。

あと、針そのものも大事です。

針が曲がっていたり、先が傷んでいたり、布に合っていなかったりすると、上糸を正しく通しても縫い目が安定しません。

私の場合、上糸を掛け直しても直らないときは、次に針を新品に交換します。これだけでスッと直ることもありますよ。

自動糸通しは針の位置が大事

自動糸通しが付いているミシンは便利ですよね。

でも、針の位置が合っていないと、うまく糸が通らないことがあります。

私も最初は、自動糸通しが失敗するたびに「壊れてるのかな?」と思っていました。

でも実際は、針が一番上に来ていなかったり、針棒糸案内まで糸が正しく通っていなかったりするだけでした。

自動糸通しを使う前は、針を上位置にすること、上糸を正しいガイドに掛けること、無理にレバーを押し込まないこと。このあたりを意識すると失敗が減ります。

はずみ車を回すときは、基本的に手前に回すのが無難です。逆に回すと、機種によっては糸が絡む原因になることがあります。

ここも自己流で無理にやらず、取扱説明書に従うのが安心かなと思います。

下糸がすくえないときも上糸を見直す

上糸の向きや通し方が悪いと、下糸がすくえないように見えることもあります。

これ、私もかなり混乱しました。

下糸が上がってこないから、ずっとボビンばかり見ていたんです。でも、上糸を最初から通し直したら、普通に下糸が上がってきたことがありました。

下糸がすくえないときは、ボビンだけを見るより、上糸もセットで見直した方が早いです。

私がやっている流れは、まず押さえ金を上げる、針と天びんを上にする、上糸を最初から通し直す、ボビンを入れ直す、上糸と下糸を10cmくらい出す、という感じです。

下糸がすくえない症状については、こちらの記事でも詳しくまとめています。

ミシン下糸がすくえない直し方
https://www.sewingmachine-boy.com/shitaito/

上糸の向きで迷ったときの私の確認ルーティン

私が上糸トラブルで迷ったときは、だいたい同じ順番で確認しています。

まず、糸こまの向きです。糸がスムーズに出るか、引っかかりがないかを見ます。

次に、押さえ金を上げているか確認します。ここを忘れると、テンションディスクに糸がうまく入らないことがあります。

その次に、針と天びんを一番上にします。天びんが見える位置にあると、掛け忘れにも気づきやすいです。

そして、糸案内の番号どおりに上糸を通します。テンションディスク、天びん、針棒糸案内、針穴まで、焦らず順番に見ていきます。

最後に、上糸と下糸を少し長めに出して、最初の数針だけ糸端を軽く押さえて縫います。

この流れにしてから、私は縫い始めのぐちゃぐちゃがかなり減りました。

それでも直らないときは無理しない

上糸の向きや糸通しを直しても、どうしても症状が改善しないこともあります。

その場合は、針が曲がっている、糸と針の相性が悪い、下糸のセットが違う、針板の下に糸くずが詰まっている、部品が摩耗している、など別の原因が重なっているかもしれません。

特に、異音がする、はずみ車が重い、針が針板に当たる、糸が内部に絡んで取れない、という場合は無理に動かさない方がいいです。

私は初心者のころ、絡まった布を無理に引っ張ってしまいそうになったことがあります。でも、これは針曲がりや故障につながることがあるので危ないです。

不安なときは、取扱説明書やメーカー公式サイトを確認して、それでも判断できない場合は販売店や修理店に相談するのが安心かなと思います。

ミシンの上糸の向きまとめ

ミシンの上糸の向きで大事なのは、糸がスムーズに出る向きで糸こまをセットすることです。

でも、それだけではありません。

押さえ金を上げて糸を通すこと、針と天びんを上位置にすること、テンションディスクと天びんにしっかり糸を通すこと、針棒糸案内を飛ばさないことも大事です。

私も最初は、上糸の向きなんてそこまで気にしなくていいと思っていました。でも実際に試してみると、上糸が正しく通っているだけで、縫い目の安定感が全然違います。

あなたも、縫い目が乱れたり、裏側がループになったり、鳥の巣みたいに絡んだりしたら、まずは糸調子ダイヤルを回す前に、上糸を最初から掛け直してみてください。

ミシンって、ちょっとしたことで急にうまく縫えるようになるんですよ。

その「ちょっとしたこと」の代表が、上糸の向きと糸通しなのかなと思います。

あなたのミシン時間が、少しでも楽しくスムーズになればうれしいです。

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