ミシンの下糸がつる原因と直し方10選

スキルアップ方法

こんにちは。【ミシンと一緒に楽しい毎日手芸】運営者の「ミシン男児」の次男「ミシン男次男」です。

ミシンを始めたばかりの頃って、「下糸がつる」だけで一気に心が折れそうになりますよね。私も最初は、布の裏がモジャモジャになったり、糸がぐちゃっと絡まったりするたびに、「え、もう壊れた?」ってかなり焦りました。

でも、いろいろ調べて実際に試してみると、ミシンの下糸がつる原因って、いきなり故障というより、上糸の掛け方、ボビンの入れ方、糸調子、針、内釜のホコリあたりで起きていることが多いんだなと分かってきました。

この記事では、ミシン初心者の私が実際に困りながら調べて、「この順番で見たら直しやすかった」と感じたポイントを、できるだけラフにまとめていきます。

ミシンの下糸がつるときは、まず症状を見るのが近道です

ミシンの下糸がつると聞くと、つい「下糸が悪いのかな?」と思いますよね。ここ、気になりますよね。

でも実際には、裏側で糸がモジャモジャしているのに、原因は上糸側にあることもかなり多いです。私も最初は下糸ばかり見ていたんですが、上糸を掛け直しただけで直ったことが何度もありました。

まず見たいのは、縫い目の表と裏です。

布の裏側にループがたくさん出て、タオル地みたいにモジャモジャしているなら、上糸がきちんと効いていない可能性があります。上糸が糸調子器にちゃんと入っていなかったり、押えを下げたまま糸掛けしていたりすると、上糸に適度な抵抗がかからず、裏側で糸が暴れやすくなるんですよ。

逆に、表側に下糸が点々と見えているなら、上糸が強すぎる、または下糸側のセットが合っていない可能性があります。

つまり、いきなり糸調子ダイヤルや下糸のネジを触る前に、「どっちの面が汚いのか」「どっちの糸が余っている感じなのか」を見るのが大事かなと思います。

私が最初にやるのは、押えを上げて上糸を掛け直すことです

下糸がつるときに、私がまずやるのは上糸の掛け直しです。

これ、本当に基本なんですが、押えを上げてから上糸を掛け直すのが大事です。押えを上げると、糸調子器の中が開いて、糸が正しい位置に入りやすくなるそうです。JUKIの公式サポート資料でも、押え上げレバーを上げることで糸調子皿が開放されるという内容が説明されています。

公式情報も確認したい方はこちらです。
https://www.juki.co.jp/household_ja/vc-files/support/pdf/suport_manual_G.pdf

私も最初は、押えを上げる意味がよく分かっていませんでした。「糸を通すだけなら、どっちでもよくない?」と思っていたんですよ。でも、押えを下げたまま糸を掛けると、糸がテンション部分にちゃんと入らないことがあるんです。

その状態で縫うと、上糸がスルスル出すぎて、裏側がループだらけになることがあります。これが、下糸がつっているように見えるんですよね。

私の復旧手順はこんな感じです。

電源を切る。

針と天びんを一番上にする。

押えを上げる。

上糸を全部抜いて、最初から掛け直す。

下糸もボビンを外して、向きと溝を確認する。

糸端を10cmくらい出して、試し縫いする。

途中から直そうとすると、どこが間違っているのか分からなくなりやすいです。なので私は、ちょっと面倒でも「いったん全部リセット」が一番早いかなと思っています。

上糸の向きや糸通しで迷いやすい方は、こちらの記事も参考になると思います。
https://www.sewingmachine-boy.com/ueito/

糸調子ダイヤルは標準に戻してから少しずつ調整します

下糸がつると、すぐ糸調子ダイヤルを回したくなりますよね。私も最初、焦ってダイヤルをぐるぐる回してしまって、逆に何が正解か分からなくなったことがあります。

なので今は、まず糸調子ダイヤルを標準に戻します。オート糸調子のミシンならオートに戻します。

そのうえで、別布で試し縫いして、少しずつ調整します。一気に大きく動かすと、上糸が悪いのか、下糸が悪いのか、針が悪いのか分からなくなります。

私の感覚では、下糸がつるときほど「糸調子を触る前に糸掛けを見直す」のが大事です。特に、ダイヤルを回しても縫い目がほとんど変わらないときは、糸調子ダイヤルの問題ではなく、上糸がテンションに入っていない可能性があります。

ミシンって、糸調子の数字だけで全部決まるわけではないんですよね。布の厚さ、針の太さ、糸の種類、ボビンの状態でも変わります。

だから私は、「この数字なら絶対OK」と決めずに、その日の布で試し縫いして調整するようにしています。

ボビンの向きと溝通しもかなり大事です

下糸がつるときは、ボビンの入れ方も必ず見ます。

水平釜のミシンだと、ボビンを上からポンと入れるだけなので簡単に見えるんですが、実はボビンの向きや糸を通す溝がすごく大事です。ボビンを入れたつもりでも、糸が指定の溝に入っていないと、下糸に適度な張りがかからなくて、縫い始めに糸がドバッと出ることがあります。

私も、見た目ではちゃんと入っていると思っていたのに、よく見たら溝の手前で糸が外れていたことがありました。これ、初心者あるあるかもしれません。

ボビンまわりで見るポイントは、ボビンの向きが説明書どおりか、糸が指定の溝に入っているか、ボビンが変形していないか、糸がゆるく巻かれていないか、ミシンに合ったボビンを使っているかです。

特に、違うミシン用のボビンや、サイズが微妙に違うボビンを使うと、回転が不安定になりやすいです。安いからといって適当に買うより、できるだけ自分のミシンに合うものを選ぶのが安心かなと思います。

ボビンや針などをまとめて見たい方は、楽天市場でも探せます。
ボビン(八方ミシン用)【メール便での発送OK】

ボビンが回らない、下糸がうまく上がらないと感じるときは、こちらの記事も合わせて読むと分かりやすいと思います。
https://www.sewingmachine-boy.com/bobbin/

内釜や針板下の糸くずも見落としがちです

ミシンの下糸がつるとき、意外と効くのが掃除です。

私も最初は、「掃除でそんなに変わるの?」と思っていました。でも、針板を開けてみたら、内釜まわりに糸くずやホコリが思った以上にたまっていてびっくりしました。

特に、フリース、タオル地、起毛素材みたいな毛羽が出やすい布を縫ったあとは、見えないところにホコリがたまりやすいです。そのホコリが下糸の動きを邪魔すると、引っかかったり、糸が絡んだり、下糸がつるような縫い目になったりします。

掃除するときは、必ず電源を切ってからにしています。針板を外せる機種なら外して、ブラシや綿棒で軽くホコリを取ります。ここで注意したいのは、ホコリを奥に押し込まないことです。取れる範囲をやさしくかき出す感じがいいかなと思います。

エアダスターを使いたくなることもありますが、ホコリを奥に押し込むこともあるので、私は基本的にブラシで取れる範囲だけにしています。

あと、ミシンによっては注油が必要な機種と、注油してはいけない機種があります。ここは自己判断せず、必ず取扱説明書を見るのが安心です。

針の曲がりや傷みでも下糸がつるように見えることがあります

糸調子とボビンを見ても直らないとき、私は針を新品に交換します。

針って小さいので軽く見がちですが、かなり大事です。針先が丸くなっていたり、少し曲がっていたりすると、上糸がうまく下糸をすくえなくなって、目飛びや絡まりが出ることがあります。

その結果、下糸がつっているように見えることもあるんですよ。

私は、原因が分からないときほど針交換を早めにやります。針は消耗品なので、悩む時間が長くなるくらいなら、新品に替えて切り分けたほうが早いかなと思っています。

針まわりで見るポイントは、針の向きが合っているか、奥までしっかり差し込まれているか、針止めネジが緩んでいないか、針先が欠けていないか、布に合った針を使っているかです。

薄い布に太い針を使うと穴が大きくなって縫い目が乱れやすいですし、厚い布に細い針を使うと負荷がかかって針が曲がりやすいです。

ここも、最終的にはミシンの説明書や針のパッケージを見て、布に合うものを選ぶのが安心ですね。

糸の種類が上下で違いすぎると乱れやすいです

ミシン初心者の頃、私は「糸なら何でもいいのかな」と思っていました。でも実際は、上糸と下糸の太さや素材が違いすぎると、縫い目が乱れやすいです。

上糸は太め、下糸は細め。上糸は古い糸、下糸は新しい糸。こういう組み合わせだと、糸調子が安定しにくいことがあります。

特に古い糸や毛羽立ちの多い糸は、途中で引っかかったり、テンション部分に毛羽がたまったりして、縫い目が乱れる原因になることもあります。

私が試して良かったのは、まず上下糸を同じ種類、または近い番手にそろえることです。それだけで「あれ、普通に縫えるじゃん」となることがありました。

自動糸調子のミシンでも、糸や布の条件が合っていないと万能ではないです。オートだから大丈夫と思い込まず、試し縫いで確認するのが大事かなと思います。

縫い始めだけぐちゃぐちゃなら、糸端の押さえ方を見直します

下糸がつるというより、縫い始めだけ裏がぐちゃぐちゃになる場合もありますよね。

この場合、糸調子だけが原因ではなく、縫い始めの糸端処理が関係していることがあります。私も最初は、糸端を何も気にせずそのままスタートして、針板の下に糸が巻き込まれてしまうことがありました。

今は、縫い始める前に上糸と下糸の端を後ろ側に流して、指で軽く押さえながら2〜3針ゆっくり縫うようにしています。これだけで、縫い始めのぐちゃぐちゃがかなり減りました。

最初からフットコントローラーを強く踏み込むと、糸が暴れやすいです。最初だけゆっくりスタートするのがコツかなと思います。

縫い始めのぐちゃぐちゃ対策は、こちらの記事でも詳しくまとめられています。
https://www.sewingmachine-boy.com/torinosu/

下糸テンションのネジは最後の手段にしたほうが安心です

いろいろ試しても直らないと、下糸テンションのネジを回したくなりますよね。私も「ここを回せば一発で直るのでは?」と思ったことがあります。

でも、下糸テンションのネジは最後の手段にしたほうがいいかなと思います。理由は、回しすぎると元に戻すのが難しくなるからです。

もし触るなら、必ず元の位置をスマホで撮っておくのがおすすめです。そして、回すとしてもほんの少しだけ。大きく回さず、少し動かして試し縫い、また少し動かして試し縫い、という感じです。

ただ、ネジに封印のような塗料が付いている場合や、説明書に調整方法が書かれていない場合は、無理に触らないほうが安心です。保証や修理に関係する可能性もあるので、ここはメーカーや専門店に相談したほうがいいと思います。

それでも直らないときは故障サインかもしれません

上糸を掛け直して、ボビンを入れ直して、掃除して、針を交換しても直らない。

さらに、下糸が上がらない、針が下りても下糸をすくえない、釜のあたりから異音がする、同じ場所で毎回絡む、針が釜に当たる感じがする。

こういう場合は、セルフ対応の範囲を超えているかもしれません。釜のタイミングずれや、内部の部品の不具合が関係していることもあるので、無理に分解しないほうがいいです。

私も初心者なので、分からないところを無理にいじるより、「ここから先は専門家に見てもらう」と決めたほうが安心だなと思っています。

ミシンの下糸がつるときのまとめ

ミシンの下糸がつると、かなり焦ります。でも、いきなり故障と決めつけなくても大丈夫なことが多いです。

私が実際にやってみて良かった順番は、まず押えを上げて上糸を掛け直すこと。次に糸調子を標準に戻すこと。ボビンの向きと溝通しを確認すること。内釜や針板下を掃除すること。針を新品に交換すること。そして最後に、どうしても必要なら下糸テンションを慎重に見ることです。

特に初心者のうちは、下糸がつると下糸ばかり疑ってしまいます。でも、上糸の掛け方や押えレバーの状態が原因だった、ということも本当に多いです。

あなたも、下糸がつって困ったら、まずは焦らず「上糸を掛け直す」「ボビンを入れ直す」「掃除する」「針を替える」から試してみてください。

それでも直らないときは、無理に分解せず、取扱説明書やメーカー公式情報を確認して、必要なら専門店に相談するのが安心ですよ。

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