ズボン裾上げをミシンで切らない方法

Uncategorized

こんにちは。ミシンと一緒に楽しい毎日手芸ミシン男児 運営者の「ミシン男児」です。

ズボンの裾上げをミシンで切らないでやりたいけど、仕上がりがモコモコしないか、ミシン裾上げで失敗しないか、ここ気になりますよね。スラックスの裾上げを切らないで整えたい人も多いし、裾上げテープや手縫いで簡単に済ませたい日もあると思います。この記事では、ズボン裾上げ初心者のあなたでも迷子にならないように、アイロン不要でできる応急策から、まつり縫いで縫い目を目立たせないコツまで、私のやり方でまとめます。

切らない裾上げは「戻せる」メリットが大きい反面、厚みやほつれ対策で差が出やすいです。だからこそ、段取りとコツを押さえて、きれいにいきましょう。

  • 切らない裾上げに必要な道具と下準備
  • 丈決めから縫う位置の考え方までの手順
  • 失敗しやすいポイントとリカバリー
  • テープ・手縫いなど代替手段の選び分け
  1. ズボン裾上げをミシンで切らない準備
    1. ズボン裾上げ初心者の丈決め
      1. 左右差が出やすい人のチェック
      2. 切らない裾上げの折り返し量の考え方
    2. 厚地針でデニム裾上げ
      1. まずは取扱説明書の「推奨針・糸」を優先
      2. 厚地の失敗は段差で起きる
      3. 厚地ほど「針の状態」が結果に出る
    3. しつけと待ち針で仮止め
      1. 仮止めが弱いと起きる失敗あるある
      2. しつけは面倒だけど結局いちばん早い
      3. 仮止めのコツは「基準点を決める」
    4. チャコペンで縫う線を引く
      1. 縫う線は「一周の高さが命」
      2. 表に縫い目を出さない“切らない裾上げ”の線の作り方
      3. チャコが不安なときの代替案
    5. アイロンで折り目を固定
      1. アイロンの役割は“ズレ止め”と“厚みの整形”
      2. スラックスはテカり対策が必須
      3. アイロンがない・使えないときの現実的な代替
  2. ズボン裾上げをミシンで切らない手順
    1. まつり縫いで縫い目を隠す
      1. まつり縫いの前に「端切れで見え方」を作る
      2. まつり縫いが向いているズボン・向かないズボン
    2. ミシン裾上げ失敗の原因
      1. 失敗の8割は「準備の戻り」で解決する
      2. “ほどいてやり直し”を前提にすると気がラク
    3. 裾のほつれはジグザグ縫い
      1. ジグザグの狙いは「糸で端を巻き込む」
      2. 切らない裾上げで“厚みが気になる”ときにも効く
    4. スラックスは裾上げテープ活用
      1. 裾上げテープは「何を優先するか」で選ぶ
      2. スラックスで失敗しないための“テープの使い方”
    5. アイロン不要の裾上げテープ
      1. 貼る位置と圧着で結果が変わる
      2. “切らない裾上げ”の戻しやすさを残したいなら
    6. ミシンなしは手縫いで簡単
      1. 手縫いでおすすめは“まつり縫い系”
      2. 手縫いの“失敗しにくい進め方”
    7. ズボン裾上げをミシンで切らないまとめ

ズボン裾上げをミシンで切らない準備

ここでは、作業前にそろえる道具、丈決めの考え方、厚地・薄地での針選び、そしてズレを防ぐ下準備をまとめます。切らない裾上げは「折り返しが増えて厚みが出る」ぶん、準備の良し悪しが仕上がりに直結します。逆に言うと、ここを丁寧にやれば縫う工程が一気にラクになりますよ。

ズボン裾上げ初心者の丈決め

丈決めは、切らない裾上げの“勝敗が決まる”ポイントです。私の定番は「実際に履いて、靴も履いて、鏡で見る」。この3点セット。部屋で裸足のまま決めると、外で見たときに「あれ、短いかも…」が起きがちなんですよね。靴のソール厚やヒール高、歩くときの膝の曲がり方で、裾の落ち方が変わるからです。

目安としては、裾が床スレスレか、床から2〜3cm上くらいにすると使いやすいことが多いです(あくまで一般的な目安です)。ただ、ここはあなたの生活に合わせてOK。雨の日に履くことが多いなら少し上げたほうが汚れにくいし、ビジネス用のスラックスなら靴の甲に軽く触れるくらいにして“たわみ”を少し作ると落ち着いて見えることもあります。

左右差が出やすい人のチェック

初心者さんが「なんか変…」ってなる原因のひとつが左右差です。実は、人の体は左右対称じゃないので、ズボンの裾も左右で同じ長さに測っても、鏡で見るとズレて見えることがあります。だから私は、最終的に鏡で見たときに同じ高さに見えることを優先します。数値はその次。もちろん、5mm以上ズレると気づきやすいので、違和感があるなら折り返しを微調整して、仮止めをやり直します。

切らない裾上げの折り返し量の考え方

切らない裾上げは布を切らずに中へ折り込むので、折り返し量が増えるほど厚みが出ます。そこで私がやるのが「いきなり本番折りにしない」方法。まずは仮で折って、横から見てモコっと膨らみが強いかを確認します。膨らみが気になるなら、丈の位置を1cm刻みで見直すか、後で紹介する“縫う位置の作り方”で表に響きにくい形に寄せるのがコツです。

切らない裾上げは「後で戻せる」のが強みです。迷ったら、まずは少し長めに設定して、あとで微調整するのが安全ですよ。

丈決めの最終チェック(迷子防止)

チェック項目見るポイントおすすめの判断
靴を履いた状態床との距離、甲への当たり一番よく履く靴で合わせる
正面・横・後ろ裾のたわみ、シワの出方見た目が一番きれいな位置を優先
歩いたとき裾を踏みそうか、引きずるか不安なら少し短めに寄せる
左右差鏡での高さの見え方見え方優先→数値で微調整

体型や靴、ズボンのクセで最適解は変わります。あくまで目安として使ってください。判断に迷う場合は、最終的な判断は専門家にご相談ください。

厚地針でデニム裾上げ

デニムやチノみたいな厚地は、針が合っていないと一気にトラブルが出ます。針が折れる、目飛びする、糸が切れる、音が怖い…これ、全部つながりやすいんですよね。だから私は厚地を縫うときほど、針と糸を先に決めて、速度を落として、段差を丁寧にの3点セットでいきます。

まずは取扱説明書の「推奨針・糸」を優先

針の号数は生地やミシンで変わるので断定はできませんが、厚めのデニムだと厚地向けの針(デニム針)を選ぶ人が多い印象です。ただ、ここで大事なのは「あなたのミシンが想定している範囲」。メーカーや機種によって推奨があるので、取扱説明書の表を最優先にしてください。ミシンって“何でも縫えるようで、実は得意不得意がある”ので、公式の指示がいちばん安全です。

厚地の失敗は段差で起きる

厚地で一番詰まるのは、裾の段差です。折り返しが重なるところ、脇の縫い代が集まるところ、ここで押さえが斜めになって送りが止まりやすい。私がやるのは、段差の手前で止めて、手回しで針がスッと上下するか確認すること。無理があるなら、縫い目を少し長めにして、速度を落として、段差だけ慎重に進めます。これだけで針折れの確率がかなり下がります。

針折れは危ないので無理しない

針が折れると飛ぶこともあります。少しでも「硬い」「怖い」と感じたら、いったん止めて調整してください。ミシンの操作や押さえ交換は取扱説明書の手順に従いましょう。正確な情報は公式サイトをご確認ください。判断に迷う場合は、最終的な判断は専門家にご相談ください。

厚地で安定しやすい設定の考え方(一般的な目安)

項目おすすめの方向性狙い
縫い目の長さやや長め糸が食い込みにくく、進みやすい
縫うスピード低速段差での目飛び・針折れ対策
試し縫い端切れで必ず生地ごとの正解を先に作る
段差の通過手回しで確認無理な抵抗を避ける

設定は機種・糸・布で変わります。数値を断定せず、取扱説明書を最優先にしてください。

厚地ほど「針の状態」が結果に出る

厚地は針先への負担が大きいので、針が少し傷んでいるだけでも目飛びや糸切れが起きやすいです。「最近なんか縫いにくいな」と思ったら、針交換でサクッと改善することも多いですよ。厚地で針まわりのトラブルが続くなら、針の状態チェックも効きます。詳しくは、私がまとめたミシン針のチェックと交換目安も参考にしてみてください。

しつけと待ち針で仮止め

切らない裾上げは、折り返しの中に生地が重なるので、ズレやすいです。ここで効くのが「仮止め」。待ち針でもクリップでもいいんですが、私のおすすめは、厚地ほどクリップ寄り。待ち針が刺さりにくいときもあるし、無理して指をやるとテンション下がるんですよね。あなたも「刺さらん…」ってなったら、迷わずクリップに逃げてOKです。

仮止めが弱いと起きる失敗あるある

仮止めが少ないと、ミシンで縫っている途中に折り返しが少しずつ動きます。結果、縫い線が波打つ、円周がズレて段差になる、左右で高さが変わる…といった“あるある”が発生します。切らない裾上げは折り返し量があるぶん、一度ズレると修正も大変になりがち。だから私は、仮止めを「多すぎるかな?」くらい入れます。

しつけは面倒だけど結局いちばん早い

さらに安心したいなら、しつけ糸で一周ざっくり縫っておくのもアリです。ミシンの前にズレを潰しておくと、縫い線が安定します。特にスラックスみたいに表面がツルっとしている布は、押さえで滑るのでしつけが効きます。しつけって、最初は「遠回りじゃない?」って思うけど、縫い直しが減るので結果的に一番早いことが多いですよ。

仮止めのコツは「基準点を決める」

私がよくやるのは、脇線を基準点にして、そこから反対側へ均等に留めていく方法です。基準点があると、途中でズレても戻しやすい。裾って一周ぐるっと同じに見えるけど、縫い代が集まる場所や伸びやすい方向があるので、基準を決めて“同じ力”で折ると安定します。

仮止めの基準は「布が動かないこと」。動かなければ勝ちです。あなたのやりやすい方法でOKですよ。

仮止めのおすすめ配置(目安)

ズボンのタイプ仮止めの間隔特に増やす場所
薄手スラックス細かめ一周まんべんなく+脇
チノ・綿パン標準脇・内股の段差
デニムやや細かめ段差前後は多め

仕上がりや生地のクセで変わるので、動く気配があれば増やす、でOKです。

チャコペンで縫う線を引く

切らない裾上げで縫い目を表に出しにくくするコツは、「縫う位置の考え方」です。折り返した裾の内側で、狙った位置にぐるっと線を引きます。私は消えるチャコペンを使うことが多いですが、布によっては消えにくいこともあるので、端切れで試すのが安全です。ここ、地味だけどめちゃ大事。線が適当だと、どれだけ丁寧に縫っても“適当な結果”になっちゃいます。

縫う線は「一周の高さが命」

線を引くときは、定規やメジャーで同じ高さをキープします。グルっと一周がズレると、縫い上がりで段差が出たり、ねじれた見え方になることがあります。私は、折り目から一定の距離を測って、数か所に点を打ってから線をつなぐ派です。いきなりフリーハンドで線を引くと、だいたいどこかでズレます。

表に縫い目を出さない“切らない裾上げ”の線の作り方

切らない裾上げは、縫う位置を工夫すると表に縫い目が見えにくくなります。ざっくり言うと、折り返しの中の「隠れる場所」を縫うイメージ。例えば、詰めたい量が12cmなら、折り返しの中間(6cm)あたりに線を作ってそこを縫う、みたいな考え方です。こうすると、縫い糸が表面に出にくくなるので、スラックスでも落ち着いた見え方になりやすいです。

線を引く時間は、縫い直し時間を減らす投資です。ここを丁寧にやるほど、ミシン中のストレスが減りますよ。

チャコは必ず目立たない場所で試し書きしてください。素材によっては跡が残る場合があります。製品の注意書きやメーカー案内を優先してくださいね。

チャコが不安なときの代替案

チャコの消え残りが怖いなら、しつけ糸で“縫うガイド”を作る方法もあります。しつけの針目をそのままミシンの目印にすれば、線を引かなくても一周が作れます。あとは、マスキングテープを内側に軽く貼ってガイドにする人もいますが、粘着が残る素材もあるので、これは慎重に。最終的には、素材の表示や注意書き(洗濯表示など)を見て判断するのが安全です。

洗濯表示は、熱や洗い方の上限を判断するヒントになります。表示の読み方は公的情報が分かりやすいので、迷ったら一次情報に当たるのもおすすめです(出典:消費者庁『洗濯表示』)。

アイロンで折り目を固定

アイロンは「仕上げ」だけじゃなく、「縫いやすさ」の道具でもあります。折り目がビシッと入っていると、ミシンで布が引っ張られにくくて、縫い線が安定しやすいです。私は、プレスは滑らせずに上から押さえる派。ズレにくいし、折り目が長持ちしやすい感覚があります。

アイロンの役割は“ズレ止め”と“厚みの整形”

切らない裾上げは折り返し量があるので、厚みが出ます。アイロンで折り目を固めると、厚みが“まとまって”見えることが多いです。逆に、アイロンなしで縫うと、折り返しがふわっとして縫い線が暴れやすい。あなたが「なんか縫いにくい…」って感じたら、だいたい折り目が甘いパターンが多いです。

スラックスはテカり対策が必須

ただ、素材によっては熱でテカったり、当たりが出ることもあります。スラックス系は特に注意。あて布を使う、温度を下げる、蒸気を控えるなど、素材に合わせて調整してください。私は、テカりが怖いときは“強く押さえない”より“あて布で守ってしっかり押さえる”ほうが結果が良いことが多いです。中途半端に当てるとムラになりやすいので。

アイロン温度は洗濯表示と機器の説明を優先

素材によって適温が違います。洗濯表示やアイロンの取扱説明書を優先しましょう。正確な情報は公式サイトをご確認ください。判断に迷う場合は、最終的な判断は専門家にご相談ください。

アイロンがない・使えないときの現実的な代替

どうしてもアイロンが使えないときは、折り目を指で強めにしごいてクセをつけ、仮止めを増やして“ズレない状態”を作るのが現実的です。あとは、後半で紹介する裾上げテープを仮止めに使う方法もあります。ただし、接着は素材相性があるので、いきなり本番は避けて、端切れや目立たない場所で試してくださいね。

ズボン裾上げをミシンで切らない手順

ここからは、実際の縫い方と、トラブルの潰し方をまとめます。切らない裾上げは、縫い目を隠す発想と、厚み・ほつれの処理がポイントです。順番にいきましょう。ミシンが怖い人ほど、手順を“固定”すると落ち着きますよ。

まつり縫いで縫い目を隠す

「表に縫い目を出したくない」なら、まつり縫いは候補になります。まつり縫いは、表側にほとんど縫い目が見えないのが魅力。ミシンにまつり縫い模様がある機種なら、専用押さえを使うとやりやすいです。ただ、ここは機種差が大きいので、私は必ず取扱説明書を開きます。説明書の“布の折り方”がそのまま正解ルートになってることが多いからです。

まつり縫いの前に「端切れで見え方」を作る

布の折り方や、針の落ちる位置がズレると、表に点々が出たり、逆に全然かからなかったりします。だから、端切れ(同じ厚みのところ)で試し縫いをして、「見え方」を先に作ってから本番に入るのがおすすめです。表に出る点が気になるなら、針位置を少し内側に寄せたり、折りの角度を変えたりして微調整します。

まつり縫いが向いているズボン・向かないズボン

向いているのは、スラックスや制服パンツなど「表の縫い目が目立つと嫌」なもの。逆に、デニムで“元のチェーンステッチっぽい見た目”を残したい人には、まつり縫いは雰囲気が変わることもあります。その場合は、切らない裾上げでも“表に縫い目が出にくい位置を縫う”方法でカバーするのが現実的です。

コツは試し縫いです。表に出る点が気になるなら、針位置と折り方を微調整していくと落ち着きますよ。

まつり縫いが安定しないときのチェック表

症状よくある原因試すこと
表に点が出る針位置が外側すぎる針位置を内側へ/折り幅を見直す
全然かからない折りが浅い/ガイドがズレ折りを深く/押さえの位置を確認
縫い目がガタつく速度が速い/仮止め不足低速/仮止めを増やす

機種で最適解が違うので、取扱説明書の指定を最優先にしてください。

ミシン裾上げ失敗の原因

裾上げの失敗って、だいたい原因がパターン化しています。私の体感だと、よくあるのはこのあたりです。

  • 針と生地の相性が合っていない(目飛び・糸切れ・針折れ)
  • 段差をそのまま踏んで押さえが傾く(縫い目が斜めになる)
  • 布を引っ張って送ってしまう(波打ち・ねじれ)
  • 折り目が甘くて、縫っている途中でズレる

失敗の8割は「準備の戻り」で解決する

対策はシンプルで、低速で縫う、段差は手回しで針落ち確認、仮止めを増やす、針を替える。これだけでも成功率が上がります。ここで大事なのは、縫いながら根性で押し切らないこと。引っ張って進めると、縫い目が歪むだけじゃなく、布が伸びたり、折りがズレたりします。怖いと感じたら中断してOKです。むしろ中断できる人ほど上達が早いです。

“ほどいてやり直し”を前提にすると気がラク

切らない裾上げのメリットは、戻せること。だから私は、最初から「ほどく前提」で縫い目を少し長めに設定することがあります。もちろん、ほつれやすい素材は固定が必要なので、そこは素材次第ですが、子どものズボンや成長で丈を変える予定があるなら、ほどきやすい縫い目はかなり便利です。

ミシンの操作や押さえ交換は、ケガ防止のためにも取扱説明書の手順に従ってください。正確な情報は公式サイトをご確認ください。判断に迷う場合は、最終的な判断は専門家にご相談ください。

失敗→復旧の最短ルート(私の手順)

起きたことまず止めるポイント復旧の手順
糸が切れた上糸・下糸のセット糸調子を戻す→端切れで確認
目飛びする針の種類・状態針交換→速度を落とす
縫い目が斜め段差・仮止め段差は手回し→仮止め増量
波打つ引っ張り癖布は“添えるだけ”→折り目を再プレス

一気に直そうとせず、原因を1個ずつ潰すのが一番早いです。

裾のほつれはジグザグ縫い

切らない裾上げは布端が中に残るので、素材によっては端がほつれてきます。そこで使いやすいのがジグザグ縫い。端をかがるように縫っておくと、ほつれ対策として安心感が出ます。特にデニムや綿素材は、洗濯を重ねると端がほぐれてくることがあるので、ここは“やっておいて損が少ない”ポイントです。

ジグザグの狙いは「糸で端を巻き込む」

ジグザグは設定(振り幅とピッチ)で見た目が変わります。狙いは、布端を糸がまたぐようにして、ほつれの進行を止めること。端から離れすぎると意味が薄くなるし、端ギリギリすぎると糸が外へ落ちてしまうことも。だから、端切れで「この布の正解」を作ってから本番が鉄板です。

切らない裾上げで“厚みが気になる”ときにも効く

実はジグザグは、ほつれ対策だけじゃなく、折り返し内側の端がバラつくのを抑えて“厚みのまとまり”を良くすることがあります。端がふわっと広がると、折り返しがゴワついて見えやすい。端処理を入れると折り返しが締まって、結果として見た目がスッキリすることがあるんですよね。

ほつれやすい素材ほど、先に端処理しておくと、洗濯後の安心感が違いますよ。

ジグザグの設定目安や試し縫いの見方は、別で詳しくまとめています。気になるなら初心者向けジグザグミシンのやり方もどうぞ。

スラックスは裾上げテープ活用

スラックスは、ミシンで穴が目立ちやすかったり、当たり(テカり)が出たりして、ちょっと神経を使います。ここ、気になりますよね。そんなときの選択肢として便利なのが裾上げテープ。折り返しを固定できるので、ミシンで縫う前の仮止めとしても使えます。つまり、テープ=最終手段だけじゃなくて、縫いやすくする補助としても優秀です。

裾上げテープは「何を優先するか」で選ぶ

裾上げテープにはいろいろあって、アイロン接着タイプ、両面テープタイプ、シートタイプなどがあります。私は、長期でしっかり固定したいならアイロン接着系、短期の仮止めや“とりあえず形を決めたい”なら両面系、みたいに使い分けることが多いです。ただし、接着系は素材との相性がかなりあります。ウール混や伸縮素材だと、剥がれやすかったり、風合いが変わることもあります。

スラックスで失敗しないための“テープの使い方”

いきなり本番で貼らずに、目立たない場所で小さく試すのが安全です。接着が強すぎると糊残りが出ることもあるし、弱すぎると歩いてるうちにズレます。あと、洗濯する予定があるなら、その前提で選ぶ必要があります。私の考え方はシンプルで、「見た目が一番大事」ならミシンで表に響かない縫いを狙う、「とにかく早く」ならテープ、「後で戻したい」なら仮止め寄りにする、です。

私の使い分け

きれいに長く使うならミシン仕上げ/まず形を決めたいならテープで仮止め/急ぎならテープで応急、という感じで選ぶことが多いです。

高級素材・制服系は慎重に

素材によっては接着で風合いが変わったり、剥がした跡が残ることがあります。製品の注意書きに従い、迷う場合は最終的な判断は専門家にご相談ください。

アイロン不要の裾上げテープ

アイロン不要タイプは、外出前の応急策として便利です。貼るだけで固定できるので、ミシンを出す時間がないときに助かります。ただ、強力なものほど剥がすのが大変だったり、糊残りが出たりする場合があります。だから私は、アイロン不要タイプは「応急」または「短時間の使用」を前提に考えることが多いです。もちろん製品によっては耐久力が高いものもありますが、素材と相性が合わないと期待どおりにならないこともあります。

貼る位置と圧着で結果が変わる

使うなら、貼る位置と圧着が大事です。ズボンの裾って、歩くたびに動くので、少しでも浮いている部分があるとそこから剥がれやすい。だから、貼る前にホコリや糸くずを取って、折り目をしっかり作って、一定の力で押さえる。これだけで持ちが変わります。逆に、適当に貼ると、最初は良くても歩いてズレてくることがあるので、「過信しない」がコツです。

“切らない裾上げ”の戻しやすさを残したいなら

切らない裾上げのメリットは戻せることなので、将来的に戻す可能性があるなら、強すぎる粘着は避けたいところです。迷うなら、まずは仮止めとして使ってみて、問題なければ最終固定へ、という順番が安全です。特にスラックスは、生地の表情が変わると目立ちやすいので、慎重にいきましょう。

接着製品は必ず説明書どおりに使ってください。仕上がりや耐久性は素材・洗濯・使用環境で変わります。正確な情報は公式サイトをご確認ください。迷う場合は、最終的な判断は専門家にご相談ください。

アイロン不要テープを使うときのチェック

チェック理由やること
生地の相性剥がれ・糊残りが出る目立たない場所で試す
折り目の精度浮きがあると剥がれやすい仮止めしてから貼る
使用期間長期で差が出やすい応急か恒久かを決める

製品仕様は必ずパッケージ・メーカー案内を優先してください。

ミシンなしは手縫いで簡単

ミシンがない日や、ミシンが苦手なあなたには、手縫いも全然アリです。手縫いは時間はかかりますが、コントロールしやすいのが強み。特に「少しだけ丈を上げたい」「失敗が怖い」なら、手縫いで丁寧に留めると安心感が出ます。私も、外出先で急に直したいときや、ミシンを出す気力がない日(笑)は、手縫いで済ませることがあります。

手縫いでおすすめは“まつり縫い系”

切らない裾上げなら、表に響きにくいまつり縫い系が相性いいです。糸は生地に近い色を選ぶと目立ちにくくなります。引っ張りすぎず、一定のテンションで進めるのがポイント。慣れないうちは、縫う間隔を揃えるより、まずは「ゆるまない」「ほどけない」を優先でOKですよ。糸を強く引きすぎると生地がつって見えるので、軽く引いて形を保つくらいがちょうどいいです。

手縫いの“失敗しにくい進め方”

私は、最初にしつけで折りを固定してから本縫いに入ることが多いです。しつけがあると、縫っている最中に折りが崩れないので、結果として仕上がりが整いやすい。あと、縫い始めと縫い終わりは、玉止め(または返し縫い)を丁寧に。ここが甘いと、せっかく縫ってもほどけてしまいます。

手縫いは「ゆっくりでOK」が強み

ミシンみたいに一発で仕上げなくていいので、気になるところは途中で直しながら進められます。焦らずいきましょう。

ズボン裾上げをミシンで切らないまとめ

ズボン裾上げをミシンで切らないで仕上げるコツは、丈決めを丁寧に仮止めでズレを潰して生地に合う針と縫い方を選ぶことです。切らない裾上げは戻せるぶん挑戦しやすい反面、折り返しが増えて厚みが出るので、アイロンで折り目を固めたり、ジグザグ縫いでほつれ対策を入れたりすると、仕上がりの安心感がグッと上がります。

迷ったら、まずは長めに・低速で・試し縫い。これだけで失敗はかなり減りますよ。

そして、接着アイテムやまつり縫い模様などは、製品や機種で差が出ます。正確な情報は公式サイトをご確認ください。判断に迷う場合は、最終的な判断は専門家にご相談ください。

厚地の段差をきれいに整えたい人は、補強の考え方としてミシンたたき縫いのコツもヒントになります。あなたのズボンに合うやり方で、気持ちよく裾を整えていきましょう。

タイトルとURLをコピーしました