こんにちは。【ミシンと一緒に楽しい毎日手芸】運営者の「ミシン男児」の次男「ミシン男次男」です。
今回は、ミシンの「上糸がゆるい」ときに、初心者の私が実際に確認してよかったことをまとめていきます。
「上糸がゆるい」って言われても、正直どこを見ればいいのか分からないですよね。
私もミシンを始めたばかりのころは、縫い目の裏側に糸がモジャモジャ出たり、ループみたいに浮いたりすると、「え、下糸が悪いの?上糸?それともミシン壊れた?」とかなり焦っていました。
ここ、気になりますよね。
でも色々調べて、自分でも何度も試し縫いして分かったのは、上糸がゆるいときほど、いきなり糸調子ダイヤルを回さない方がいいということです。
まず見る順番は、糸掛け、天びん、針、掃除、最後に糸調子かなと思います。この順番で確認すると、初心者の私でもかなり落ち着いて直せるようになりましたよ。
ミシンの上糸がゆるいとどうなる?
ミシンの上糸がゆるいと、縫い目の裏側にループが出たり、糸が鳥の巣みたいにぐちゃぐちゃになったり、縫い目全体がふわっと浮いたように見えることがあります。
見た目が悪いだけならまだいいんですが、縫い目の強度も不安になりますよね。せっかく時間をかけて縫ったのに、あとからほどけそうな感じがすると、けっこうショックです。
私が最初に勘違いしていたのは、「裏側がぐちゃぐちゃだから、下糸が原因だろう」と思い込んでいたことです。
でも調べてみると、裏側にループが出るときは、上糸がきちんと糸調子に乗っていないことも多いんですよ。
つまり、症状が出ている場所と原因の場所が、必ずしも同じとは限らないんです。
まずは押さえを上げて上糸を掛け直す
上糸がゆるいときに、私が一番最初にやるのは、上糸をいったん全部外して、押さえを上げた状態でもう一度掛け直すことです。
これ、本当に大事です。
押さえを下げたまま糸を掛けると、糸調子皿に糸がきちんと入らず、見た目では通っているのにテンションが効いていないことがあります。
私も最初はここを知らなくて、「ちゃんと通したはずなのに何で?」と何度も迷いました。
公式情報を見たいあなたは、JUKIのロックミシンMO-2800の取扱説明書も参考になります。糸通しのときは押さえを上げることが案内されています。
JUKI公式ホームページ
https://www.juki.co.jp/household_ja/products/list/lock/mo2800.html
家庭用ミシンでもロックミシンでも、糸を掛けるときは押さえを上げる。まずここを意識するだけで、上糸のゆるみや裏側のぐちゃぐちゃが改善することがありますよ。
天びんの通し忘れもけっこう多いです
家庭用ミシンの場合、天びんへの通し忘れも上糸がゆるくなる原因になりやすいです。
天びんというのは、縫っているときに上下に動いて、糸を引き上げる部分です。ここに糸が通っていないと、上糸をきちんと引き締める動きができません。
私も一度、説明書を見ながら通したつもりだったのに、天びんだけ飛ばしていて、裏側が糸だまりみたいになったことがあります。
そのときは、糸調子ダイヤルを回しても全然直りませんでした。
結局、上糸を全部外して、押さえを上げて、最初から糸道を確認したらすぐ戻ったんです。
初心者ほど「途中から直そう」としがちですが、糸トラブルのときは、最初から掛け直した方が早いことが多いですよ。
裏側がぐちゃぐちゃになるときの確認ポイント
裏側がぐちゃぐちゃになる、いわゆる鳥の巣みたいな状態になると、かなり焦りますよね。
この場合も、まず疑うのは上糸の掛け方です。
特に、押さえを下げたまま糸掛けした、天びんに通っていない、糸端が短い、縫い始めに急にスピードを出しすぎた、というパターンが多いかなと思います。
私が縫い始めで意識しているのは、上糸と下糸の糸端を後ろに流して、最初の数針はゆっくり縫うことです。
これだけでも、縫い始めのぐちゃぐちゃはかなり減りました。
縫い始めの糸絡みについては、こちらの記事でも詳しくまとめています。
関連記事:ミシン縫い始めがぐちゃぐちゃ?原因と直し方
https://www.sewingmachine-boy.com/torinosu/
鳥の巣状態になったときは、無理に布を引っ張らない方がいいです。針が曲がったり、釜の周りに糸が噛み込んだりすることがあります。
私なら、まず電源を切ります。そのあと針を上げて、絡んだ糸を少しずつ切りながら外します。焦って引っ張るより、この方がミシンにも布にもやさしいかなと思います。
ロックミシンの上糸がゆるいとき
ロックミシンの場合は、家庭用ミシンより少しややこしいです。
なぜなら、針糸だけでなく、上ルーパー糸や下ルーパー糸も一緒に動いているからです。
そのため、「上糸がゆるい」と思っていても、実際にはルーパー糸とのバランスが崩れていることもあります。
私がロックミシンでまずやるのは、全部の糸を一度外して、説明書どおりの順番で掛け直すことです。
ロックミシンは糸掛けの順番がかなり大事です。順番が違うだけで糸同士がうまく絡まず、縫い目が乱れることがあります。
それから、糸を手で軽く引いてみて、ちゃんと抵抗があるか確認します。スルスル抜けるようなら、テンションに糸が入っていない可能性があります。
糸調子ダイヤルは最後に触る
上糸がゆるいと、つい糸調子ダイヤルを強くしたくなりますよね。
私も最初はすぐにダイヤルを回していました。
でも、糸掛けが間違っていたり、針が曲がっていたり、糸くずが詰まっていたりすると、ダイヤルをいくら動かしても根本的には直りません。
むしろ、元の標準値が分からなくなって迷子になります。
私のおすすめの順番は、観察、糸掛け、針交換、掃除、最後にダイヤル調整です。
まず、表側と裏側のどちらに糸が出ているかを見ます。次に、押さえを上げて糸を掛け直します。
それでも直らなければ、針を新品に交換します。針は折れていなくても、先が摩耗していたり、少し曲がっていたりすることがあります。
それから、針板周りやテンション部分、ロックミシンならルーパー周りの糸くずを掃除します。
ここまでやってから、やっと糸調子ダイヤルを少しずつ調整する感じです。
調整するときは、一気に大きく回さず、半目盛りから1目盛りくらいずつ動かして試し縫いするのがおすすめですよ。
糸の種類が原因のこともあります
意外と見落としやすいのが、糸の種類です。
ロックミシンでは、ウーリー糸や飾り糸、滑りやすい糸を使うと、標準設定のままだとたるみやすく見えることがあります。
私も「ミシンの調子が悪いのかな」と思っていたら、糸を普通のスパン糸に戻しただけで安定したことがありました。
トラブル時は、いったん標準的なロックミシン糸や普通地用のミシン糸に戻して確認すると、原因がミシン本体なのか、糸の相性なのか切り分けやすいです。
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自動糸調子でも糸掛け確認は必要です
糸取物語のような自動糸調子のロックミシンだと、「自動なのに糸調子が悪いのは故障?」と思ってしまいますよね。
でも、自動糸調子でも、糸が正しい場所を通っていなければ、きれいに調整できません。
自動だから全部おまかせというより、正しく糸が掛かっていることが前提なんです。
私なら、まず押さえを上げて全糸を掛け直します。次に、ルーパー周りや針板周りの糸くずを掃除します。それでも変わらなければ、針を交換します。
このあたりを確認してもまったく変化がない、押さえを下げても糸に抵抗が出ない、異音がする、という場合は、内部調整や修理が必要な可能性もあります。
無理に分解せず、メーカーや購入店、修理店に相談した方が安心です。
上糸がゆるいときの私なりのまとめ
ミシンの上糸がゆるいときは、まず慌てずに縫い目を観察するのが大事です。
裏側にループが出ているのか、表側に糸が浮いているのか、縫い始めだけぐちゃぐちゃなのか。それによって見る場所が変わります。
私が初心者さんに一番伝えたいのは、いきなり糸調子ダイヤルを回さないでほしいということです。
まずは押さえを上げて上糸を掛け直す。天びんを確認する。針を交換する。糸くずを掃除する。それから試し縫いして、最後に少しずつ調整する。
この順番にするだけで、原因が分からないまま迷子になることがかなり減ると思います。
ミシンって、最初はちょっとしたことで縫い目が乱れるので難しく感じます。でも、原因をひとつずつ見ていけば、ちゃんと戻せることも多いです。
あなたのミシンがまた気持ちよく縫えるように、この記事が少しでも役に立てばうれしいです。

