こんにちは。ミシンと一緒に楽しい毎日手芸ミシン男児 運営者の「ミシン男児」です。
ミシンの三つ折り押さえを自作したいけど、そもそも三つ巻き押さえとロールドヘムの違いって何?とか、ヘマーやバインダー、ラッパって聞くけど結局どれが近いの?とか、ここ気になりますよね。
さらに、3mmや4mm、6mmのサイズ選び、低シャンクと高シャンクの互換性、針位置のズレ対策、押さえ金がないときの代用方法まで、調べるほど情報が散らばって不安になりがちです。
この記事では、あなたがミシンの三つ折り押さえを自作・代用するときに迷いやすいポイントを、失敗しにくい順番でまとめます。できるだけ手持ちの道具で、でも安全第一でいきましょう。
- 三つ巻き押さえとロールドヘムの基礎
- ヘマー・バインダー・ラッパの違いと選び方
- サイズと互換性を外さないチェック方法
- 押さえなしの代用と自作の現実的なコツ
ミシンの三つ折り押さえ自作入門
まずは「何を作ろうとしているのか」をハッキリさせます。三つ折り押さえは便利だけど、仕組みを知ると代用の発想が一気にラクになります。ここでは用語・サイズ・互換性・押さえなしの選択肢まで、土台を固めますよ。
三つ巻き押さえとロールドヘム
まずは言葉の整理:呼び名が違うだけで迷子になりがち
三つ折り押さえって言われるものは、ざっくり言うと布端を細く巻き込みながら縫うための押さえ金です。呼び方がややこしくて、三つ巻き押さえ、三つ折り押さえ、ロールドヘム押さえあたりが混ざりやすいんですが、あなたがやりたいのはだいたい同じ方向です。つまり「布端をほつれにくく」「幅をそろえて」「細くきれいに」始末すること。
ロールドヘム(rolled hem)は、布端を二回折り(巻き込み)して細い幅で縫い留める処理のことを指します。押さえがあると、渦状のガイドに布端を通すだけで折りが自動で作られるので、アイロンを当てる工程を省けたり、一定の幅が出しやすくなったりするのがメリットです。
仕組みの核心:渦状ガイドが「二回折り」を作っている
この押さえのキモは、押さえ前方の渦の入口です。ここに布端が入ると、布が自然に巻き込まれて二回折りになり、針位置の前に「折りが完成した状態」で出てきます。言い換えると、押さえは「折る人」じゃなくて「折りを作る型」なんですよ。型があるから一定の幅に寄る。でも型に布がうまく入らないと、当然ガタつく。ここ、気になりますよね。
ちなみに、一次情報としてもこういう説明はメーカー側で明確に出ています。例えばJUKIのアクセサリー説明では、渦状のガイドが布端を巻き込みながら細幅の三つ折りを作ること、薄地から普通地に使えることが説明されています。(出典:JUKI『三つ巻き押え』)
失敗しやすいポイント:入口に入るまでが勝負
とはいえ、押さえに入れ込む最初の一歩が難しいのも事実です。私はここでよくつまずきますし、あなたも「あ、噛んだ」「折りが崩れた」「縫い目が端っこに落ちない」ってなりやすいと思います。ここで大事なのは、いきなり完璧を狙わないこと。最初は幅が少しブレてもOK。布端を巻き込む流れを体で覚えると、仕上がりはあとから付いてきます。
私が最初に意識する3つ
- 布端をまっすぐカットして、入口で引っかからないようにする
- 最初の2〜3cmは低速で、手で布端を軽く支えて誘導する
- 押さえに入れたら、布を引っ張らず「送らせる」感覚に切り替える
ロールドヘムは薄地ほどラク、厚地ほど難しいです。厚みが増えるほど巻き込みが渋くなるので、まずはブロードやローンのハギレで慣れるのが近道かなと思います。
押さえの種類や推奨設定(針・糸・押さえ圧)は機種や素材で変わります。正確な情報は取扱説明書やメーカー公式情報をご確認ください。迷ったら販売店や修理の専門家に相談するのが安全です。
ヘマー・バインダー・ラッパ
名前が違っても「やってること」は近い
自作や代用を考えるときに出てくるのが、ヘマー、バインダー、ラッパです。ざっくり言うと、どれも「布端やテープを一定形状に折って送り込むガイド」なんですよ。だから、三つ折り押さえを自作したい人ほど、こういうワードに吸い寄せられます。私も最初は「ラッパって何だ…?」ってなりました。
ヘマー:細い裾始末に寄せた発想
ヘマーは、裾上げや細い折り込み向けのアタッチメントとして語られることが多く、ロールドヘムに近い立ち位置です。家庭用でも呼び名の違いが多いので、買い物するときは名称だけじゃなく、写真で「渦の入口があるか」「折り幅が何mmか」を必ず見たほうがいいです。
バインダー・ラッパ:テープ折りから考えると理解が早い
バインダーはバイアステープを包んで縫う用途が主です。ラッパという呼び名で紹介されることもありますが、要するに「入口で折って出口で整えて針前に出す」装置。三つ折り押さえと同じで、ガイドが折りを作ってくれます。違いは「テープを包むか」「布端を巻き込むか」くらい。発想の近さが分かると、自作の方向性も決まってきます。
自作で狙うならここだけ押さえる
- 入口で布端が自然に折れ始める形状(ガイドの角度)
- 出口で折りがほどけないように保持する面(押さえの裏の支え)
- 針落ち位置と出口の位置関係(ここがズレると全滅)
私のおすすめ順:まず代用→次に簡易ガイド→最後に本格
ミシンの三つ折り押さえ自作で現実的なのは、ラッパ的な「入口ガイド」を自作して、既存の押さえ金や針板周りで固定する方向です。ただ、固定方法や安全面のハードルがあるので、私は「まずは代用で縫える状態を作ってから、自作に寄せる」順番をおすすめします。最初から金属加工に行くと、危ないし、失敗した時に原因が追えなくなるんですよ。
市販の工業用アタッチメント(ヘマー・バインダー・ラッパ)は取り付けに別部品が必要になる場合があります。購入するなら対応機種や取付穴の仕様は公式情報で確認してください。最終判断はミシン販売店や修理の専門家に相談するのが安心です。
3mm4mm6mmサイズ選び
サイズは「仕上がり幅」だけじゃなく「難易度」そのもの
三つ折り押さえの悩みで多いのがサイズ。3mm、4mm、6mmみたいに幅が出てきます。これは仕上がり幅だけじゃなく、巻き込みのしやすさ(=成功率)に直結するので、最初に外したくないところです。あなたも「3mmがキレイそう!」って思うかもですが、実は3mmほど入口がシビアで、慣れてないと布が泳いで巻きが崩れやすいです。
生地の種類で体感が変わる:薄いほど楽とは限らない
目安としては、薄地なら細幅(3mm寄り)がキレイに見えやすい一方で、難易度は上がります。4mm〜6mmは少し楽になって、扱える生地の幅も広がる感じ。とはいえこれはあくまで一般的な目安で、生地の密度や滑りやすさでも体感は変わります。例えばシフォンは薄いけど滑りやすいから、布が入口で逃げて失敗することもあります。逆にブロードはちょうどよくコシがあって、最初の練習に向いてることが多いです。
サイズ選びのざっくり目安(一般的な目安)
| サイズ | 向きやすい生地 | 難しさ | おすすめ用途 | つまずきポイント |
|---|---|---|---|---|
| 3mm | ローン・薄手綿、慣れたらシフォン | 高め | ハンカチ、スカーフ端 | 入口に入る前に布が逃げる |
| 4mm | ブロード〜薄手綿 | 中 | 薄手服の裾・袖 | 縫い始めで折り幅が揺れる |
| 6mm | やや厚手まで(ただし厚すぎはNG) | 低め | 練習、布小物の端処理 | 見た目が太めで好みが分かれる |
自作・代用目線の結論:最初は「太め」で勝つ
自作や代用をするなら、まずは少し広めの幅で成功体験を作るのがいいです。細幅を狙いすぎると、最初の入りがキツくて挫折しがちなので、6mmで流れを掴んでから3mmに挑戦、みたいな順番が気持ち的にもラクですよ。ここ、遠回りに見えて最短ルートです。
同じ「6mm」と書いてあっても、メーカーや押さえの形状で体感は変わります。購入前は写真で入口の形、底面の溝の深さ、針落ち位置の近さも見ておくと失敗が減ります。
ローシャンク高シャンク確認
互換性で詰むポイント:高さが違うと「針が当たる」
互換性の落とし穴がここ。ローシャンク(低シャンク)と高シャンク(高シャンク)で、押さえ金の取り付け位置や高さが変わります。これが合ってないと、針が押さえに当たったり、そもそも付かなかったりします。自作にこだわる人ほど「付けばいけるっしょ」って突っ込みがちなんですが、ここはマジで危ないので丁寧にいきましょう。
チェック手順:取説→仮付け→手回し、これで事故が減る
確認のしかたはシンプルで、押さえ金を外して、押さえ棒(押さえバー)周りの形状を見て、取扱説明書の対応押さえ表もチェック。取説がない場合でも、メーカー公式情報で対応押さえやシャンク規格が出ていることが多いので、そこは必ず確認してください。
私がよくやるのは、押さえを仮付けして、はずみ車を手回しで1回転。針がどこにも当たらないか、針板の穴の中心に落ちるか、布送りがスムーズかを確認します。電源を入れて踏む前に、手回しで安全確認。これ大事です。
手回しチェックで見るところ
- 針が押さえ金・針板に当たらない
- 針が針板の穴の中央付近に落ちる
- 押さえ裏が針板と干渉してガタつかない
- 送り歯が押さえ裏に当たっていない
自作・改造の前に:固定位置とクリアランスが命
自作ガイドを針板周りに固定する場合も同じで、針や送り歯の動線を邪魔しないことが最優先です。特に送り歯は上下に動くので、薄い板を置いたつもりでも引っかかることがあります。まずは紙で仮モデルを作って、動線を邪魔しない形を確認してから素材を置き換えると安全です。
押さえ金の加工や他社品の流用は、機種によっては破損やケガにつながる可能性があります。正確な情報はメーカー公式サイトをご確認ください。少しでも不安なら、販売店や修理の専門家に相談するのがいちばん安全です。
三ツ巻押さえ不使用の代用
結論:押さえがなくても「三つ折り」は作れる
結論から言うと、三ツ巻押さえがなくても、三つ折り縫い自体はできます。むしろ自作を考えているなら、一回は押さえなしで縫ってみると「どこが難しいか」が見えて、後の自作が成功しやすいです。押さえって便利なんですが、仕組みを理解せずに頼ると、失敗したときに原因が分からなくなるんですよね。
手順の基本:アイロン二回折り+ガイドしながら縫う
私は押さえなしでやるとき、まずアイロンで二回折ります。例えば0.5cm折って、さらに0.5cm折る。細い幅を狙うほど難しいので、最初は少し広めでOK。その上で、縫うときは目打ちやピンセットで折りを軽く押さえながら進めると安定します。ここ、地味だけど超効きます。
捨てミシン(仮縫い)のすすめ:折り線がズレないだけで難易度が下がる
細幅の三つ折りが苦手な人は、捨てミシン(仮縫い)を入れてから折る方法もおすすめです。布端から数ミリ内側にまっすぐ縫っておくと、そこが折りの目印になって、折り幅が暴れにくくなります。結果として、縫っている最中に「折りがほどけてワチャワチャ」になりにくいです。
押さえなし代用で安定させるコツ
- 最初は幅を広めに取って成功体験を作る
- 捨てミシンで折り線のガイドを作る
- 目打ちやピンセットで折りを軽く押さえながら縫う
- 速度は低速、視線は針先ではなく折り線に置く
カーブ・角は別ゲーム:押さえより「整えてから縫う」
カーブや角は別物で、ここは無理に押さえで攻めないほうが結果がキレイになりがちです。角の処理や縫い始めの安定は、別トラブルにもつながるので、縫い始めが乱れる人は「ミシン縫い始めがぐちゃぐちゃ?原因と直し方」も合わせて見ておくと、かなり再現性が上がると思います。
代用は「完璧に同じ仕上がり」を目標にしないのがコツです。まずはほつれない端処理ができたら合格。そこから見た目を追い込むと、失敗が減りますよ。
ミシン三つ折り押さえ自作の実践
ここからは実践パートです。自作といっても、いきなり金属加工でゴリゴリ作るより、まずは簡易ガイドの発想を取り入れて、次に「針位置のズレ」や「縫い始め」「角・曲線」を詰めていく流れが失敗しにくいです。
コーヒー缶でラッパ自作案
ラッパ自作のゴール:布端を「勝手に折れる角度」に誘導する
コーヒー缶でラッパを自作する発想は、要するに「薄い金属板を曲げて、布端を一定形に誘導する」ってことです。ラッパの入口で布端が自然に折れ、針の前に送り込まれるように整える。原理はこれだけ。だから、難しく考えなくてOKなんですが、危ないポイントも多いので段取りは大事です。
おすすめの進め方:紙→厚紙→(必要なら)金属
私はここで一段ブレーキを踏みます。缶の金属は切り口が鋭くなりやすいし、固定が甘いと針に干渉して危ない。だから、やるなら「まず紙や厚紙で形状を作って当たりを取る」「固定位置は針から十分離して、布だけを誘導する」って順番が安全です。紙モデルの段階で、布が入口に吸い込まれる感覚が出たら勝ちです。
形状の考え方:入口は広め、出口は狭め
自作ガイドを作るときは、入口(布を入れる側)は少し広めにして、出口(針の前に出る側)は狭めに寄せると安定しやすいです。入口が狭いと布が噛んでスタートできないし、出口が広いと折りがほどけます。ここは実物を見ながら調整になりますが、考え方だけ持っておくと迷いが減ります。
紙モデルで先に確認するポイント
- 布端が入口で引っかからずに入るか
- 出口で二回折りの形が保てるか
- 針や送り歯の動線を邪魔しないか
- 固定してもズレないか(テープ仮止めでも確認)
金属でやるなら絶対にやる:バリ取りと清掃
それでも金属で試すなら、切断面の処理は必須。ヤスリがけでバリを落として、指で触っても引っかからない状態まで持っていきます。固定もテープで仮止め程度だとズレやすいので、最終的には安定する方法が必要になります。ここで「まあ大丈夫でしょ」と雑にやると、布が傷んだり、針が当たったり、最悪ミシンが故障する可能性もゼロじゃないです。
金属の加工はケガや故障のリスクがあります。保護メガネ・手袋・マスクなどの安全対策は必須です。作業後は切りくずがミシン内部に入らないよう、周辺をしっかり清掃してください。少しでも不安なら無理に進めず、最終判断は専門家に相談してください。
針位置オフセットと削り改造
針位置がズレると起きること:縫えない、噛む、折りが崩れる
自作や流用で一番つまずくのが針位置。押さえ側のガイド(渦や折りの通路)が、あなたのミシンの針落ち位置とズレていると、そもそも縫えません。縫えたとしても、折りが針の外側に逃げて「ただの端っこステッチ」になったり、逆に針がガイドに当たりそうで怖かったりします。ここ、気になりますよね。
寄せ方は2ルート:ミシン側で寄せるか、押さえ側で寄せるか
考え方としては2つあって、ひとつは「ミシン側の針位置設定(針位置調整機能)があるならそれで寄せる」。もうひとつは「押さえ側の位置を寄せる」。後者が削り改造やスペーサーでの微調整ですね。私は基本、やり直しが効く順(=危なくない順)で、まず針位置設定、次にスペーサー、最後に削り…の順にします。
削る前にやること:スペーサーで動かせるか試す
私は改造を勧めるとき、必ず言うのがこれです。削るなら最小限、試し縫いを挟みながら少しずつ。一気に削ると戻せません。スペーサー(薄い板やワッシャーなど)でオフセットを作るほうが、やり直しが効いて現実的なことも多いです。スペーサーは「厚み」をいじる発想なので、削りより安全側に倒せます。
オフセット調整の比較(私の体感)
| 方法 | メリット | デメリット | おすすめ度 |
|---|---|---|---|
| 針位置調整 | 工具不要、元に戻せる | 機能がない機種もある | 高い |
| スペーサー | 削らず調整できる | 固定が甘いとズレる | 高い |
| 削り改造 | ピタッと合わせられる可能性 | 戻せない、危険と隣り合わせ | 低い(最後の手段) |
押さえ圧・糸調子もセットで見る:原因は一つじゃない
あと見落としがちなのが、押さえ圧。押さえが強すぎると生地がガイドに入りにくくなったり、逆に弱すぎると送りが不安定になったりします。ここは生地に合わせて微調整。糸調子も含めて「一発で決めない」のがコツです。特に薄地は引きつれやすいので、糸調子は少し緩め方向で様子を見ることもあります(あくまで目安です)。
針が当たりそうなときは、必ず電源を切って、はずみ車の手回しで確認します。当たってから気づくだと、針も押さえも傷みやすいので、先に潰しましょう。
改造や流用の最終判断は自己責任になります。正確な情報はメーカー公式サイトや取扱説明書をご確認ください。不安がある場合は、販売店や修理の専門家に相談してください。
縫い始めの斜めカット手順
縫い始めで9割決まる:入口に入る「最初の一瞬」を作る
三つ折り系の縫いで、地味に効くのが縫い始めの整え方です。いきなり布端をガイドに突っ込むと、入り口で噛んだり、巻きが暴れたりしがち。そこで使えるのが斜めカット。布端の角を少し落とすだけで、入口にスッと入る確率が上がります。ここ、気になりますよね。
手順:斜めカット→少し折る→数針は手で誘導
私の手順はシンプルです。まず布端の角を斜めにカット。次に、その先端だけ軽く二回折りしてクセを付けます(アイロンでも指でもOK)。そしてガイドに入れて、最初の2〜3針は低速で、左手で布端の「入口」を支えます。支えると言っても引っ張るんじゃなくて、逃げないように添えるだけ。これで巻き込みが安定します。
糸端の扱い:鳥の巣の9割はここで減らせる
縫い始めはスピードも大事。私は最初の2〜3針はかなりゆっくり踏みます。上糸と下糸の糸端を後ろへ流して軽く押さえるだけでも、鳥の巣(糸が絡むやつ)が減ります。縫い始めの基礎動作は「ミシンの上糸の向きと糸通し完全ガイド」でも詳しく書いているので、糸が荒れやすい人は合わせてどうぞ。
縫い始めを安定させるコツ
- 角を斜めカットして入口に入れやすくする
- 最初の数センチだけ軽く折ってクセを付ける
- 最初の2〜3針は低速で糸端を軽く押さえる
押さえが噛むときの逃げ道:一度止めて「入り直す」
もし入口で噛んだら、無理に踏み続けないのがコツです。針が下りた状態で止めて、押さえを上げて、布端が入口に入る角度を整えてから再スタート。急がば回れ、です。変に引っ張ると折りが崩れて、結局やり直しになります。
針や押さえに違和感がある場合は、電源を切って状態を確認してください。無理に踏むと針折れや故障につながる可能性があります。正確な対応は取扱説明書やメーカー公式サイトをご確認ください。
角の45度カットと曲線コツ
角と曲線は「前処理の勝ち」:縫いながら何とかしない
角と曲線は、三つ折り押さえの難所です。角がモコっと厚くなったり、曲線で巻きがほどけたり。ここはテクニックというより、前処理が勝ちます。縫いながら力技で何とかしようとすると、針が曲がる・目飛びする・布が歪む、の三連コンボが来がちです。
角:45度カットで厚みを減らして、針を下ろして整える
角は、45度カットが効きます。縫い代が重なりすぎる部分を斜めに落としておくと、厚みが減ってキレイに収まりやすいです。さらに、角の直前で針を下ろして止めて、押さえを上げて整えてから再スタート。これでゴワつきがかなり減ります。角を通過する瞬間だけでも「押さえの中で布がどう折れているか」を見てあげると成功率が上がります。
曲線:布を切り刻むより、短い距離で整える
曲線は、無理に一気にいかない。私はカーブに入る前に試しで短いハギレを縫って、巻きの状態を確認します。押さえを少し上げ下げしながら誘導すると安定することも多いです。角のピボットやカーブの縫い方の基礎は、まっすぐ縫いの延長なので「ミシンのステッチのやり方完全ガイド」の考え方もそのまま使えますよ。
角・曲線で崩れにくくするコツ
- 角は45度カットで厚みを減らしてから折る
- 針を下ろして止め、押さえを上げて整えて再スタート
- 曲線は低速、手は引っ張らず添えるだけ
- 難所は一気に縫わず、短い距離で整える
曲線で布を強く引っ張るのはおすすめしません。針が曲がったり目飛びの原因になったりします。送りはミシンに任せて、手は「軽く添える」くらいが安全です。正確な設定や対応は機種差があるので、最終判断は取扱説明書やメーカー公式サイトをご確認ください。
ミシンの三つ折り押さえ自作まとめ
結論:自作は「仕組み理解→代用→微調整→自作」が強い
ミシンの三つ折り押さえ自作は、気合いで金属加工に突っ込むより、仕組みを理解して、代用で縫える状態を作って、最後に自作へ寄せる順番がいちばん失敗しにくいです。自作って聞くと「作ること」が主役に見えるけど、実は「縫える状態を作る」ほうが主役なんですよ。
この記事の要点をもう一回:迷ったらここに戻ってOK
迷いがちなポイントの整理
- 三つ巻き押さえとロールドヘムは、目的が近い(細幅の端処理)
- ヘマー・バインダー・ラッパは「折りのガイド」という共通点がある
- 3mm4mm6mmは見た目だけじゃなく難易度差が大きい
- ローシャンク高シャンクと針位置は、安全面でも最優先で確認
- 縫い始めの斜めカット、角の45度カット、曲線は低速が効く
最後に:安全と公式確認はセットで
そして実践では、縫い始めの斜めカット、角の45度カット、曲線の前処理。このあたりを丁寧にやるだけで、仕上がりはかなり変わります。とはいえ、加工や流用はリスクもあるので、安全第一で、少しでも不安なら専門家に相談してください。正確な情報はメーカー公式サイトの案内も必ず確認して、あなたの環境で無理のない方法を選んでいきましょう。

