こんにちは。【ミシンと一緒に楽しい毎日手芸】運営者の「ミシン男児」の次男「ミシン男次男」です。
ミシンを使い始めたばかりのころって、急に「縫えない!」「空回りしてる?」みたいになると、かなり焦りますよね。
私も最初のころ、フットコントローラーを踏んでいるのに針がちゃんと動かない感じがして、「え、もう壊した?」って本気で不安になったことがあります。
でも、いろいろ調べたり実際に確認してみたりすると、ミシンが縫えない原因って、いきなり故障というより、設定の戻し忘れ、上糸のかけ方、ボビンの入れ方、糸くずの詰まりみたいな基本的なところで起きていることが多いんですよ。
ここ、気になりますよね。
この記事では、ミシンが縫えない・空回りするように感じるときに、私が実際に確認してよかった順番でまとめていきます。
ミシンが縫えない・空回りするときはまず落ち着く
ミシンが急に縫えなくなると、つい糸調子ダイヤルを回したり、フットコントローラーを何回も踏んだりしたくなります。
でも、私の体験では、焦ってあれこれ触るほど原因が分からなくなりやすいです。
まずは電源を切って、一回落ち着くのが本当に大事かなと思います。
特に、針が動かない、はずみ車が重い、糸が絡んでいる、変な音がする、みたいなときは無理に動かさないほうが安心です。力任せに動かすと、針が曲がったり、釜まわりに糸がさらに食い込んだりすることもあります。
なので最初は、「壊れたかも」と決めつける前に、簡単なところから順番に見ていきましょう。
電源とフットコントローラーを確認する
まず見たいのが、電源まわりです。
「そんなところ?」と思うかもしれませんが、これが意外とあります。
コンセントは入っているけど、本体側のコードが少しだけ浮いていたり、フットコントローラーの差し込みが甘かったりするんですよね。
私も一度、ミシンが反応しなくて焦ったんですが、よく見たらフットコントローラーのプラグが最後まで刺さっていませんでした。見た目では入っているように見えるので、ここは本当に見落としやすいです。
確認するときは、本体スイッチがONになっているか、ランプや表示が点くか、電源コードが奥まで刺さっているか、フットコントローラーがしっかり接続されているかを見てみてください。
延長コードを使っている場合は、別のコンセントで試すのもありです。
電源まわりを触るときは、いったんミシンのスイッチをOFFにしてから作業してくださいね。濡れた手で触るのも避けたほうが安心です。
ボビン巻きモードの戻し忘れを確認する
ミシンが空回りしているように感じるとき、かなり怪しいのがボビン巻きモードです。
下糸を巻いたあと、ボビン巻き軸を戻し忘れていると、針が動かなかったり、縫うほうに力が伝わらなかったりします。
私もこれ、普通にやりました。
下糸を巻いて、「よし縫うぞ」と思って踏んだのに、なんかスカスカする感じで縫えないんです。最初は故障かと思ったんですが、ただボビン巻きの切替を戻していなかっただけでした。
ここ、初心者あるあるだと思います。
ボビン巻き軸が右に寄ったままになっていないか、切替レバーが縫う状態に戻っているか、確認してみてください。
機種によって操作方法が違うので、正確には取扱説明書を見るのが一番です。ただ、考え方としては「下糸を巻く状態」から「布を縫う状態」に戻す、ということです。
もしボビンまわりの空回りや下糸巻きで悩んでいるなら、こちらの記事も参考になるかなと思います。
押さえ金が上がったままになっていないか見る
次に見たいのが、押さえ金です。
押さえ金が上がったままだと、布が固定されないので、ミシンは動いているのに布が進まず、「空回りしてる?」みたいに感じることがあります。
しかも押さえ金が上がっていると、上糸が糸調子器にうまく入らないこともあるんですよね。
そのまま縫うと、裏側で糸がぐちゃぐちゃになったり、鳥の巣みたいに絡んだりします。
私が縫い始める前に見るようにしているのは、押さえ金レバーがちゃんと下がっているか、布が押さえ金の下に入っているか、上糸と下糸の端を後ろに流しているか、このあたりです。
特に縫い始めは、糸端を軽く持って低速で数針縫うと、絡みにくくなりますよ。
上糸のかけ方と天びんを確認する
針は動いているのに縫い目ができないときは、上糸のかけ方がかなり怪しいです。
私が一番多くやらかしたのは、天びんへの通し忘れです。
天びんって、ミシンの正面あたりで上下する金属の部品ですね。ここに上糸がちゃんと通っていないと、上糸を引き上げる動きがうまくいかず、下糸と絡まずに縫えないことがあります。
見た目では通っているように見えても、実は溝から外れていることもあります。
上糸をかけ直すときは、電源を切って、針を一番上まで上げて、押さえ金を上げてから通すのがおすすめです。
押さえ金を上げると、糸調子器の部分に糸が入りやすくなります。ここを下げたまま通すと、糸調子が効かずに裏側で糸が絡みやすいです。
上糸の向きや糸通しをもっと詳しく確認したいときは、こちらにまとめています。
下糸ボビンの向きと糸くずを確認する
上糸を直しても縫えないときは、下糸側を見ます。
ボビンの向きが逆だったり、糸が溝に入っていなかったり、釜まわりに糸くずが詰まっていたりすると、下糸がうまく上がらず、縫い目ができないことがあります。
私の場合、ボビンは入っているのに、実は糸の出る方向が違っていて、縫い目がぐちゃぐちゃになったことがありました。
これも初心者には分かりにくいんですよね。ボビン自体はちゃんと入っているように見えるので、「何が違うの?」ってなりがちです。
いったんボビンを外して、糸くずを掃除して、説明書どおりの向きで入れ直してみてください。
糸が釜まわりで絡んでいる場合は、無理に引っ張らず、見える範囲で少しずつ切って取り除くのが安心です。引っ張ると奥に食い込むことがあるので、ここは焦らないほうがいいです。
ミシンまわりの掃除には、専用ブラシやピンセットがあるとかなり便利です。釜まわりや送り歯のすき間の糸くずを取りやすくなります。
下糸がつる、裏側で糸が絡む、ボビン付近が怪しいときは、こちらも参考になると思います。
糸調子はいきなり大きく触らない
縫い目が変だと、つい糸調子を回したくなりますよね。
でも私の感覚では、初心者のうちは糸調子をいじる前に、上糸のかけ直しとボビンの入れ直しをしたほうが早いです。
糸調子が悪いと思っていたら、実は上糸が天びんに入っていなかっただけ、ということが本当にあります。
糸調子を確認するときは、まず標準位置に戻して、同じ布・同じ糸・同じ針で試し縫いをします。
ハギレで低速にして、数センチ縫ってみるのがおすすめです。
裏側がモジャモジャするなら、上糸がきちんと効いていない可能性があります。表に下糸が強く出るなら、上糸が強すぎる場合もあります。
ただ、ダイヤルを大きく動かすと原因が分からなくなるので、変えるなら少しずつがいいかなと思います。
はずみ車が重い・軽いときの見方
はずみ車が重くて回りにくいときは、糸が釜まわりに絡んでいることがあります。
この状態でフットコントローラーを踏み続けるのはおすすめしません。針や内部部品に負担がかかるかもしれないからです。
電源を切って、ボビンケースや針板の周辺を見て、糸が絡んでいないか確認してみてください。
逆に、はずみ車が軽くて空回りしているように感じるときは、ボビン巻きモードやクラッチの切替が残っている可能性があります。
ここでも、まずは切替が縫う状態に戻っているかを確認するのが先です。
もし、途中でカクッと引っかかる、金属音がする、焦げたようなにおいがする場合は、無理に動かさず、メーカーや修理店に相談したほうが安心です。
送り歯が下がっていると布が進まない
ミシンは動いているのに布が進まないときは、送り歯も見てください。
送り歯は、針板の下から出て布を少しずつ送るギザギザの部品です。これが下がっていると、布を送れないので、同じ場所を針が刺し続けるような状態になります。
刺しゅうやフリーモーション用に送り歯を下げられるミシンだと、レバーの位置が変わっているだけで布が進まないことがあります。
また、送り歯や釜の中に糸くずがたまっていると、布送りが悪くなることもあります。
ジャノメ公式FAQでも、布送りがうまくいかない原因として、送り歯が下がっていないか、かま内部に糸ほこりがたまっていないか、縫い目のあらさが適正かなどが案内されています。
公式情報も確認しながら、自分のミシンの説明書に合わせて見ていくと安心ですよ。
異音や焦げたにおいがあるときは無理しない
ガタガタ音、キュルキュル音、モーター音だけする、焦げたにおいがする。
こういうときは、無理に使い続けないほうがいいです。
糸詰まりだけなら掃除で戻ることもありますが、ベルトの劣化、内部の固着、釜のタイミングずれなど、初心者が触らないほうがいい部分が原因のこともあります。
私も「ちょっと分解してみようかな」と思ったことがありますが、ミシンは見た目より調整が繊細です。自己流でネジを外すと、元に戻せなくなる可能性があります。
掃除、糸かけ直し、ボビンの入れ直し、送り歯の確認までやっても直らないなら、購入店やメーカーサポート、修理店に相談するのが安全かなと思います。
ミシンが縫えない・空回りするときの最終チェック
最後に、私が実際に確認してよかった順番をまとめます。
まず、電源コードとフットコントローラーがしっかり刺さっているか見ます。
次に、ボビン巻きモードが解除されているかを確認します。
それから、押さえ金が下がっているか、上糸が糸調子と天びんを通っているか、ボビンの向きが合っているか、釜まわりに糸くずがないかを見ます。
布が進まない場合は、送り歯が下がっていないか、縫い目の長さが0に近くなっていないかも確認します。
ここまで終わったら、いきなり本番布ではなく、ハギレで低速の試し縫いをしてください。
最初の数針は、上糸と下糸の端を軽く後ろに流しておくと絡みにくいです。
ミシンが縫えない・空回りする状態になると焦りますが、原因は意外と基本の中にあることが多いです。
私も最初は「故障だ」と思い込んでいましたが、調べて一つずつ確認するようになってから、かなり落ち着いて対処できるようになりました。
あなたも、まずは電源を切って深呼吸して、今日の順番でゆっくり確認してみてくださいね。

